アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

液晶モニター

2005年03月09日 18時42分04秒 | 短歌あれこれ
パソコンの液晶モニターが、すこしずつ、しかし確実にイカレてきて、そろそろ我慢の限界になってきた。買い換えようにもこの年式のVAIOに繋ぐことができるモニターは3年半ぐらい前に出たこのタイプのものしか無く、電器屋の店員さんによると、修理に出せば1ヶ月はかかるらしい(泣)。しかたなく中古でもいいからマトモなものがあれば・・・と思って探しているが、ほんとうに難儀なことである(<めっちゃ疲れる・・・)。

今日は誕生日。といっても何をするでもなく、何処に行くでもなく。ベランダのチューリップの芽を数えたりしてすごした(<数えたつもりが、20個以上あって正確な数は忘れてしまった・・・)。日々いろいろなことを考え、そして忘れていく。それでもええやん・・・といえるような年齢になった。


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題詠マラソンの投稿に行ったら、正岡豊さんが走っておられた。その近くに謎彦さんの姿も。


007:発見
・のっそりと這うカタツムリ このぼくに発見されたくない傷がある(正岡豊)

013:焦
・昔おとこありけり不惑の恋病みにあわれ西京漬を焦がしき(正岡豊)



030:橋
・金本位制のむかしは橋だつて橋そのものの重さが誇り(謎彦)

034:背中
・たくましく恨んでほしい 師範とはひたに背中を見するがつとめ(謎彦)


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今日は061~068分を投稿完了。完走まであと32首となった。


「題詠マラソン2005」投稿歌(061~068)。

2005年03月09日 16時20分33秒 | 短歌あれこれ
「題詠マラソン2005」投稿歌8首(春畑 茜)。


061:じゃがいも
生(あ)れし地の土の匂いを身に溜めてじゃがいも五つ春をねむれる


062:風邪
はるの風邪鬼のひたいに手に触れて寧楽のまひるを花散らしゆく


063:鬼
鬼の子は鬼でしかなきかなしさに水に映れるおのれを見詰む


064:科学
科学の「死」宗教の「死」のそのはざま連翹は黄のあかるさに咲く


065:城
しゃちほこの黄金(きん)のあらざる名古屋城つねにはあらぬさびしさに立つ


066:消
かなしみはたやすく消せぬことなども覚えてあゆむ梨の咲く丘


067:スーツ
春愁をそこはかとなく漂わせスーツに鎧う夫の背は見ゆ


068:四
声に呼ぶ姉・三・六角・蛸・錦・四・綾・仏・高はるのゆうぐれ