たまには真剣なことも…。
終戦と聞くと、自分はアニメ【火垂るの墓】を連想してしまう。
単純だねェ。
以前にも書いたけど、実母はアニメなどは一切興味などない。映画すらも観ない。
そんな実母にアニメ【火垂るの墓】を見せたことがある。
全編を観終えて『どうだった?』と聞いてみた。
返答は、こう。
『こんなもんじゃない。実際はもっとひどかった。』
自分、これに対してナニも言えなくなった。
ところで【火垂るの墓】といえば、親を亡くした主人公兄妹(14歳の兄と4歳の妹)が預けられた親戚の叔母のいじめとも思えてしまう言動が物語のひとつの起点。
叔母イコール酷い、みたいな構成で、叔母が悪者になっている。
たしかに「ほんまに疫病神がまいこんで来たもんや。」と怒鳴り立て、空襲警報が鳴るたび不安になって池のほとりの横穴に逃げ込む二人に対して「そんなに命惜しいねんやったら、横穴で住んどったらええのに。」と言い放ったり。
それから2005年(終戦60年の節目 )に実写ドラマ『火垂るの墓』(日本テレビ系) 、主人公は松嶋菜々子「親戚の叔母役」があった。
叔母目線をにすると、預かった兄妹の存在で、どれだけ苦しめられたのかが理解できる。
悪いのは兄妹でもなく、叔母でもない。
つまり戦争は叔母から夫も、優しい心も、人間としての情けさえ奪ってしまった。
そして戦争はいつも一番弱く、無抵抗な人をも傷つける。
どうかもう二度と悲しい世界になりませんように。
そして戦争はいつも一番弱く、無抵抗な人をも傷つける。
どうかもう二度と悲しい世界になりませんように。
ハル★
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