ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「VRおじさんはセラピードラマ。」

2024-05-25 15:40:40 | 日記

前回の記事にgonbe5515さんからコメントを頂き、そのレスを書いてるうち「これはコメントに留めとくのは勿体ないぞ!」と思い立ち、少し解説と修正を加えて記事にすることにしました。それを引き出して下さったgonbeさんに感謝!

☆☆☆☆☆☆☆
VR世界と現実世界の描き分けについては、私が大好きな『警視庁・捜査一課長』の最終回スペシャルでもやってたので免疫があるのですが、本人とアバターの対面には私も大いに戸惑いましたw

が、あれは直樹と穂波それぞれの心象風景だと思うんですよね。私はかつてカウンセラーの人と同居した経験があり、スピリチュアルな表現にも免疫があるせいか、何となく腑に落ちました。

まったく的外れな推察かも知れませんが、『つばさ』と同じセラピーのドラマではないかと。セラピーって、催眠療法で過去の自分と対面して安心させたり、逆に励まされたりっていうカウンセリングの手法ですが、多くの創作者がそれを参考にしてるに違いないって、私は勝手に考えてます。

セラピーを受けた人はたいてい最後に号泣するのですが、私にとって『つばさ』と『VRおじさんの初恋』はまさにそういう作品でした。
☆☆☆☆☆☆☆



gonbeさんと私は、それぞれ2011年の刑事ドラマ『デカワンコ』で主演の多部未華子さんに魅了されたのをキッカケに(というか、それよりずっと前から多部ちゃん病を患ってるyamarine師匠にそそのかされてw)ネット上で知り合い、そこから多部ちゃんの過去作をむさぼるように観るうち2009年の朝ドラ『つばさ』にもどっぷりハマり、私が今回『VRおじさん〜』で書いたのと同じように詳細なレビュー記事をgonbeさんがHP化して下さったり等、なんだかんだで13年のお付き合いになります。

NHKの「朝ドラ」と言えば良くも悪くもオーソドックスで旧態依然としたイメージがあるけど、『つばさ』が制作された頃はそのイメージからの脱却を模索してたようで、現在の「夜ドラ」みたいに革新的な作品がしばらく続いてました。

けど、若者層をターゲットにした「夜ドラ」と違って「朝ドラ」の視聴者はホニャララ層で基本“ながら見”ですから、その核にあるセラピー的な要素がほとんど見過ごされた『つばさ』は歴代朝ドラの視聴率ワースト1(当時)という、今にして思えば実に輝かしい記録を樹立したのでした。いやマジで、深い作品ほど大衆受けしないのは今や常識と言って良いでしょう。



創作に心理学を取り入れるのもまた常識で、ならば「絶望の淵にいた主人公が希望を取り戻す」ストーリーがセラピーの手法とリンクするのは、たとえ故意でなくても当たり前だと私は思います。

おっと、令和の時代は「当たり前なのかな?って思います」って言わなきゃ炎上しちゃうのかな?って思うのかな?

もっと自信持って言えや!💢

 


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