




1978年夏から1980年春まで、フジテレビ系列の月曜夜9時枠(本作がフジ『月9』の第1弾?)で全78話が放映された刑事ドラマ。制作はフジテレビ&松竹株式会社で、日本航空(JAL)が制作協力してました。
当時開港されたばかりの新東京(成田)国際空港内に設けられた警察庁刑事局国際刑事課の分室「空港特捜部」の刑事たちが、空港または空港周辺で発生した事件を捜査・解決していきます。
特攻隊出身の「チーフ」こと加賀警視(鶴田浩二)を筆頭に、鯉沼刑事(中村雅俊)、神坂刑事(片平なぎさ)、立野刑事(岡本富士太)、海原刑事(高岡健二)、梶警部(緒形 拳)というメンバーでスタート。
鯉沼、神坂、梶が殉職し、薮下警部(田中邦衛)、菊地刑事(黒沢年男)、西條刑事(永島敏行)、水島刑事(石川さゆり)、紺野刑事(三浦浩一)らが加入するも、西條はやはり殉職、最終回では菊地、立野も殉職と、たった1年半の間に6人もの死者を出した、デンジャラスにも程がある職場ですw
刑事たちには(例えば神坂に「ノンコ」、菊地に「バクダン」、水島に「シスター」といった具合に)ニックネームがつけられ、着任エピソードのサブタイトルが『バクダン刑事登場!』だったり等、あからさまに『太陽にほえろ!』の影響が見て取れます。(ただし殉職の仕方は『太陽~』と差別化する為か、飛行機の墜落や爆弾による〈爆死〉が多かった模様)
レギュラーキャストの入れ替わりが激しいのは、恐らくメジャーな俳優さんばかり揃えたがゆえにスケジュールの確保が困難だった為と思われます。
そんなこんなで気になる存在の番組だったけど、我が家は夜9時以降のテレビ視聴が禁止されてた為、リアルタイムではほとんど観てません。再放送はいくつか観た筈なのにあまり憶えてないのは、たぶん松竹の作風が私の肌に合わなかったんでしょう。
しかし今にして思えばホント豪華キャストだし、空港を舞台にどんなドラマやアクションを構築していたのか、あらためて観直したい作品の1つではあります。
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