goo blog サービス終了のお知らせ 

ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「コメダにて。」

2025-05-16 21:49:55 | 日記
 
毎週金曜日は、仕事が終わってから整骨院に行って肩と腰を揉んでもらってます。

なので、ほかの曜日の夕食はデリバリー弁当だけど、金曜のみ外食となります。だいたいラーメンか牛丼、たまにカレーライスというパターンですが、さすがに飽きて来たので先週はコンビニ弁当を店内のイートスペースで食し、さて今週は?と運転しながら考えて「そうだ、コメダという手があるぞ!」と。

ちょっと高くつくけど、整骨院(今日の予約は20時)へ行くまで時間が空くから、ゆっくりコーヒーも呑みたかったワケです。

ふだんコメダはお昼どきに行くから混んでるイメージがあったけど、夕方は意外と空いてて私が入店した18時20分頃はガラガラでした。

つまり席は選び放題ってことで、私は自然と窓際&隅っこの4人がけテーブルをチョイス。そして座ってメニューを見ながら、初めて気づいたのでした。

おいちょ待てよ? ここって、母の葬儀の日に親友Hと合流した席やん!



まあ、さすがにこれを「ソウルメイトに導かれた!」なんて解釈するつもりはありません。あの日は前乗りしてたGUN友のNくんと2人で入店したけど、席を選んだのは私だから窓際&隅っこは決して偶然の一致じゃない。

ただ、タイミングを考えるとやっぱり不思議。Hが導いたというより、私が無意識に来ちゃったような気はしてます。

てなことを書いてる内に、もう19時半。整骨院へ行かなきゃいけないので、今日はここまで。



PS. あの日の夜は、3人で料理の旨い居酒屋へ行き、宴会が死ぬほど嫌いな私が全額おごるという奇跡も起きました。

彼らはそれぞれ長野、大阪という遠方から来てくれたんだから当然なんだけど、しかし、まさかそれがHとの“最後の晩餐”になるとは夢にも思わず…… 結果的に、ささやかながら今までのお礼ができて本当に良かったです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「最大の謎が解けたかも?」

2025-05-15 20:10:02 | 日記
 
親友Hとは手紙だけでなく、懐かしの“カセットテープ”によるボイスレターもやり取りしてました。そりゃ周りの人らにホモと思われても仕方ない。

昨日(公休日)は午後から、膨大な数の手紙を年代順に整理しつつ、ボイスレターも何本か聴き直しました。カセットテープがカビることなく綺麗に残ってたのがまず奇跡だし、それを普通に再生できる年代物のステレオコンポの存在がまた奇跡!(父の遺品です)

Hだけでなく、中学時代にしばらく文通してた(けど直接会ったことはない)女の子=Tさんや、高校の同窓生で私と同じく東京で新聞奨学生をやってたMくん、自主映画時代のバイト先であるカラーコピー屋の店長=Sさん、仙台の自主映画イベントで知り合った女性監督のKさん等々……が送ってくれた手紙も多数あり、それは私がよほど筆マメだった証拠で、つくづく自分は書くことが好きなんやなぁと再認識。

手紙って本当に良いですね! 電子メールは保存したところで何十年も経ってから読み返すなんて、ほぼ有り得ないでしょう? 

手紙は、眼の前にあれば読まずにいられない。「このひと誰だっけ?」っていうのもいっぱい出てきて、読んでみたら「ああ、あのときの!」って思い出したり「いやあ、分からん」で終わったり……いずれにせよ脳の刺激になるから手紙の“発掘”は皆さん(特に同世代以上の方々)にオススメです。

そうして寄り道ばっかしてたもんで、Hの手紙はとりあえず年代別に分けただけで1日を消化しちゃいました。



しかしボイスレターを何十年ぶりかに聴いて、Hというヤツの優しさをしみじみと感じました。私に対して「◯◯してやろう」っていう意識がいっさい無く、いつも当たり前みたいに助けてくれた。

で、「お前、はよ会いたいのお」なんていう言葉を、アイツは照れもなく連発する。心底からそう思ってくれてたのが伝わってくる。手紙の筆跡にもそういうのは表れるけど、ボイスは直球ですから。

母を見送った日の夜、アイツがふと掛けてくれた言葉を私は一生忘れません。そこだけ切り取れば何てことないセリフだけど、本当に根っから優しい人間でないとアレは言えない。

今ここで再現したいけど、小説のクライマックスに是非とも使いたいので、それまで寝かしときます。



私は自分自身の優しさを疑ってる節があるんだけど(いい人だと思われたいだけとか、単に気が弱いだけとか)、あんな根っから優しいヤツと50年近くも親友でいたんだから、優しくないワケがない!

思えばHだけじゃなくて、直接は会わずとも縁が切れてない友だちは皆、根っから優しい人ばかり。私自身が優しくなければ成立しない筈の関係です。

中でもHと私は、その優しさのレベルというか、種類がぴったり符合したんじゃなかろうか?って、ふと思いました。まったく対照的な二人がなぜ親友でいられたのかっていう謎の答えは、これかも知れません。世間で言うところの「波長が合う」ってヤツでしょうか。

そんな風に、小説の構想を通して、毎日ずっとアイツのことを想ってます。

そりゃ涙も出てくるし、もうアイツが現世にいないことを実感せざるを得ない、けっこうツラい作業に(小説執筆は)なるかも知れません。が、アイツと過ごしたおバカな日々は絶対に形として残したいし、出来れば世に出したい。

何が何でも書かなきゃいけない……いや、書きたいです。(さっさと書け!)



PS. お年寄りや小学生、障害を負った人など、弱者ばかり狙った犯罪のニュースが連日続くこんな世の中、オレもさっさとオサラバしたいよH! でも、書き上げるまでとりあえず我慢だ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「サヨナラは言わない。」

2025-05-13 21:19:33 | 日記
 
親友Hと私が出逢ったのは、私がいま住んでる三重県のとある住宅地。有名なミュージシャンの出身地で、我々はその妹(姉だったかも?)と2年間、同じクラスでした。

ところが小学校卒業と同時にヤツは大阪へと引っ越し、その後は携帯電話&メールが登場するまでの間、長きに渡って文通をしてました。

もちろん家の電話で話したり、夏休みとかに互いの家へ泊まりに行ったり来たりもしたけど、細かいことは憶えてません。

しかし手紙は全部残してある。それを読めば思い出すアレやコレやは、きっと小説のネタに使えるはず。

そう、私はヤツとの想い出に浸る為じゃなく、あくまで小説のネタを発掘する為に、今日の午前中はひたすら手紙をまとめた箱を探してました。10時に長野県でヤツの葬儀が始まるのも忘れて……



でも、それでいいと私は思ってます。だってヤツはソウルメイトであり、肉体は消え去っても私の中に存在し続けるんだから、お別れを言う必要がない。

せいぜい、晩年にヤツが推し活に励んでた“ももクロ”のCDを部屋や車内で聴くのが、供養と言えば供養。

いまだに喪失感が無いんですよね。むしろヤツに捧げる小説の構想を練ることで、私はいま、至福感に包まれてます。



構想はどんどん進み、拡がってます。なんせヤツと出逢った小5のときから現在までを描くとなれば、昭和〜平成〜令和を跨ぐ、ちょっとした大河小説になりますよ!

凸凹コンビの長い長い珍道中をテンポよく語る、もはやこれはコメディです。私が書くなら、やっぱそうでなきゃ!

いつも見守ってくれて有難う、っていう意味じゃ毎日でも合掌するけど、お別れは言いません。だってこれからも、たぶん永遠に一緒だから。(しかし断じてホモじゃない)




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マチダさん(仮)、その後。」

2025-05-12 21:10:28 | 日記
 
いくら習作とはいえ、今後マチダさん(仮称)との関係に小説“第三章”が成立するような変化は起こりそうにないので、あれからどうなったか書いときます。

今日、またトイレで二人きり(こういうシチュエーションは介護施設ならでは)になったとき、マチダさんが「こないだ、キツいこと言われたんですよ」と話しかけてくれました。

「あ、それチラッと聞きましたよ。Mさんでしょ?」

「えっ、誰から聞いたんですか?」

「タキさん。マチダさんが泣かされてたって」

この件はもう賞味期限が過ぎたと思ってたんで、彼女の方から切り出してくれて助かったし、ヒソヒソ話だからお互いくっつきそうなくらい顔が近くなって嬉しかった!

で、あの人(Mさん2号)の言うことは真正面から受け止めない方がいいって、ちゃんと伝えました。そしたら……

「私のこと、なにか言ってましたか?」

「えっ? いや、悪口的なことは聞いてないですよ」

「なにか聞いたら教えて下さいね」

「ああ、分かりました」

いや、それ聞いてどうすんの?と思ったし、真正面から受け止めちゃダメっていうアドバイスが響いてないなとも思ったけど、説教はしたくないので呑み込みました。

なんか、私が望んでた感じ(彼女の心の拠り所になりたかった)と違うし、これでも尚チョメチョメ展開を妄想するほど私はマッチョじゃないんで、賭けはやめときます。

親友Hならガンガンいくのかなあ……どうだろう? でもね、ソウルメイトよ。あんなに引っ込み思案だったこのオレが、キミの娘よりも若い女子とこんなに仲良くなれたんだ。意外とやるやんけと褒めてくれ。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ソウルメイトに捧ぐ。」

2025-05-11 20:08:04 | 日記
 
親友Hが亡くなったことで、これから書こうとしてる小説の内容が大きく変わりそうです。

母の終末期をメインに据えると、いくらユーモアを交えたところで暗くなる、重くなるのは避けられません。

だったら、Hと過ごして来た小学生時代からの日々を軸にする。全く対照的な2人の人生を描けばそれだけで面白くなるし、母の延命治療や葬儀といったシビア過ぎる場面もいくらか緩和され、物語にメリハリが生まれる結果にも繋がるでしょう。

単なる自叙伝じゃなく、エンターテインメントとして成立させたいなら、まずは対立軸、つまり明確な“敵”を設定しなきゃいけない。となると今度の小説の場合、母がそのポジションを担うことになる。

最後まで息子に心を開いてくれなかった、私がどうあがいても勝てなかったラスボスが母なんです。

で、そんな弱くて孤独な主人公の味方となり、闘いが終わるまでずっと支えてくれた相棒がHってワケです。

同じ終末期介護のストーリーでも、そういうアプローチで描いた方が読者は読みやすいだろうし、けっこう斬新にもなるんじゃないかと思ってます。

Hが逝かなければ、多分そんな発想は生まれなかった。ペルソナは私じゃないですね。小説は、かけがえのないソウルメイトに捧げます。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする