源氏物語と共に

源氏物語関連

2009-04-08 10:20:50 | 
TVで偶然桜染めをしていたのをちらっと見ました。
桜のつぼみのついた枝を、何日もかけて煮出し液を作る。
そして布をひたすと桜色になります。


大分の秋月市のお店。
1番綺麗な桜色に出るつぼみの枝は今まで培った感覚で選ぶそうです。


私はスカーフが好きなので、1枚欲しいものです♪


さて、お花見に行ってきました。
日本中がこのシーズンは桜・さくら。
四季のある日本に生まれて良かったと思います。


平安時代の桜は今の種類ではありません。山桜と聞いています。
今よりも時期も遅く咲きます。


紫の上が例えられた樺桜はどんな花色なんでしょうか?


しだれ桜はあったのでしょうか。



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デジカメに残っていた京都風俗博物館の紅葉のかさね色目。表現がこまやかですね。
季節はずれで、少し見にくい画像ですm(__)m


紅(くれない)紅葉 紅葉の季節でも特に紅を印象深くしたかさね色目
櫨(はじ)紅葉   櫨(はぜ)はウルシ科の落葉樹で、その紅葉の美しさを表現した
楓(かえで)紅葉  楓(かえで)の新緑の葉が、序々に色づくさまの色目
戻り(もどり)紅葉紅葉する木々の色を表・裏違う色の組み合わせて表現したかさね色目
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ちなみに桜のかさね色目は長崎盛輝「かさねの色目」によると、
桜    表白・裏赤花 枕草子・紫式部日記・栄花物語・源氏物語に用例。
樺桜   表蘇芳・裏赤花 うつぼ物語・源氏物語に用例
薄花桜  表白・裏淡紅 ほんのり紅味を含んだ山桜色目。平安文学には無し。
桜萌黄  萌黄色の若葉越しに見た山桜であろうか。栄花物語・狭衣物語に用例
薄桜萌黄 表淡青・裏二藍 桜萌黄より淡い若葉越しの山桜を現した。
葉桜   表萌黄・裏 平安文学には用例なし。
他に紅桜・松(待つ)桜・花桜・薄桜・桜かさねの全部で11種があるが、
平安時代には無いものがある。


自然の移ろいを日本人独特の細やかな感覚であらわしています。
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コメント
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