井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ユキノシタ科のトリアシショウマ

2011年12月09日 | 日記
札幌周辺で見られる「ショウマ」、一番早く開花するのがキンポウゲ科のルイヨウショウマ、そして一番遅いのは同じキンポウゲ科のサラシナショウマ。



トリアシショウマの芽だし。ユキノシタ科チダケサシ属。
茎に赤褐色の毛が密生するが、山菜として食べられる。
茎上部で3本に枝分かれするのが特徴の一つとされ、その様子が鳥の脚に似ているというので「トリアシ」、葉がサラシナショウマに似るので「トリアシショウマ」と呼ばれる。



トリアシショウマの葉。
3回3出複葉でサラシナショウマに似るが、茎の節や葉柄基部に赤褐色の毛が密生する。
小葉の縁は大きく切れ込み、あるいは強い欠刻状となる。



トリアシショウマの花序。
花序の側枝はよく分枝し、全体として2重の円錐状となる。
トリアシショウマとよく似たヤマブキショウマとは花期は近いが、ヤマブキショウマの方が若干早いようである。
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