井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・マツヨイセンノウ1

2020年07月09日 | 日記

マツヨイセンノウ。ナデシコ科マンテマ属。

町中の道端・空き地から山地の林縁などにも進出する帰化種。ベースは多年草だが、寒冷地では1~2年草になるという。

ナデシコ属の近縁にマンテマ属とセンノウ属の2属があり、蒴果の裂片が花柱と同数が2倍数かで分けているが、マツヨイセンノウはマンテマ属でありながら「センノウ」の名をもち、「ヒロハマンテマ」の別名をももつ。

マツヨイセンノウの葉。

葉は対生する。上部の葉は楕円形~広被針形で無柄。両面や縁に短毛が密生する。

マツヨイセンノウの蕾。

マツヨイセンノウは雌雄異株。雄花では萼筒に10脈があり、雌花には15~20脈あるとされる。

蕾状態から萼筒の脈が明瞭で、雌雄の見分けがこの段階から出来そう。

 

 

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