井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ナンブソウ1

2018年07月12日 | 日記


ナンブソウの群落。メギ科ナンブソウ属。
東北地方から北海道に分布し、ナンブソウの名は青森県~岩手県の「南部地方」に由来する。
メギ科の草本のナンブソウ属、ルイヨウボタン属、サンカヨウ属など、共通点が少なくて何がメギ科のつながりなのか分かりにくい。
これら3属、1属に2~3種しかなく、その少ない種が北米東部と東アジアに隔離分布する。



ナンブソウの葉。
ナンブソウは地下茎から花茎と根出葉を1個ずつ立ち上げる。
根出葉は3出複葉、頂小葉は倒卵形で先が浅く3裂する。側小葉は歪んだ扇形で先は波状になる。何れも小葉柄はない。



ナンブソウの芽出し。
ナンブソウの花と葉、一見同じ茎についているようにみえるが、芽出しを見れば、根出葉と花茎とは別に立ち上げているのが分かる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の花・ズダヤクシュ2 | トップ | 北海道の花・ナンブソウ2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事