井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ラン科の花で一番多く見掛るサイハイラン

2012年01月31日 | 日記
ラン科の花は人気も高く、盗掘も少なくない。



サイハイランの越冬葉。ラン科サイハイラン属。
開花時には葉は枯れ、秋に新葉を出し越冬する。幅広で3本の縦脈が目立つ。



サイハイランの蕾。
地下には偽球茎(茎の一部が肥大した貯蔵器官、園芸の世界でバルブと呼ぶ)から花茎1本と1枚(稀に2枚)のを葉をだす。1枚葉のランの中では最も大きい。
サイハイランの葉はクモキリソウのように葉の基部が花茎を抱かない。



サイハイランの花序。
花はやや一方に偏って多数つける。
その花序の姿を、昔の武将が一軍の指揮をするときに使う采配に見立てて「采配蘭」と名づけられた。
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