井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

モクレン属の仲間のシデコブシなど

2011年02月16日 | 日記
モクレン属の仲間は、ホオノキ含めて被子植物の中の最も古いタイプだという。



シデコブシの花です。
シデコブシの「シデ」は「四手」で、クマシデ属の「シデ」、シデザクラの「シデ」と一緒で、注連縄(しめなわ)にぶら下げる四手のことです。
花弁はハクモクレンと同じで、同形同大ですが、枚数は12~18枚と多くなっている。ちなみに、キタコブシは6枚は白く大きく、3枚は緑褐色で小さい。



オオヤマレンゲの花です。
北海道には自生しないが、庭に植えられたものはしっかり花をつける。紀伊半島の大峰山から八経ヶ岳に至る修験道の山の連なり辺りが自生地としてよく知られている。。
モクレン属の中で、どちらかというとホオノキに近く、葉の展開後に開花する。赤い花糸が大変印象的である。



ハクモクレンの花、その部分品です。
上の左側は2枚の芽鱗で、あとの9枚は花弁(花被片)です。多少大きさに違いはあるものの、キタコブシのように、6枚の花弁と3枚の萼のような大きな違いはない。
花は半開きで、キタコブシのように全開はしない。
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