井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ウワミズザクラ満開から咲き終わりへ

2010年06月06日 | 日記
植物園でも、前田森林公園でも、ウワミズザクラが満開から終わりに近づいています。

サクラ属の中のイヌザクラ亜属。一番早い開花はエゾノウワミズザクラ、次いで、ウワミズザクラ、シウリザクラの順になります。



エゾノウワミズザクラです。
この写真はかろうじて咲き残ったもので、他ではすでに散っています。
ウワミズザクラと比べて、花の大きさが約2倍。その代わり、花穂につく花数はぐっと少なくなります。



ウワミズザクラです。
ビンブラシに見える花序は、シウリザクラに似ていますが、雄しべ長いので、慣れれば見分けがつくでしょう。
決め手は、蜜腺の位置で、エゾノウワミズザクラやシウリザクラが葉柄上部であるのに対して、ウワミズザクラでは、葉身の基部になります



ウワミズザクラのアップです。
雄しべが長くて、ビンブラシの外側に伸びています。

イヌザクラ亜属ですが、「イヌ」というのは、普通のサクラと比べて見劣りがするというのですが、好みもありますが、決して見劣りしない、そう言う人も少なくないです。
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