ギョウジャニンニクの花。ユリ科ネギ属。
ネギ科の花らしくネギ坊主。花一つ一つは小型で、花被片は6個で離生する。雄しべは花被より長く、葯は黄緑色。
山歩きで歩くコースの周辺では残念ながらギョウジャニンニクの花を見る事は先ずできない。
山菜として摘まれることが多く、無事に花を咲かせるのは人が近づくのが難しい場所となる。
ギョウジャニンニクの果実。
果実は蒴果、熟すと果皮が裂開して黒く熟した種子をこぼす。
ギョウジャニンニクの種子。
ギョウジャニンニクの子房は3室からなり、各室に胚珠が1個で、1個ずつ種子をつくる。
種子からの実生は、発芽から数年間は1枚葉、数年経ってやっと2枚葉になる。開花・結実するのに10年はかかると言う。
鱗茎から無性繁殖もするので、山菜として無茶な採り方をしなければそれ程数を減らさずに済むのだが・・・。