マムシグサの雄花。サトイモ科テンナンショウ属。
雄花・仏炎苞の召し合わせ部分には、このように孔のような隙間が出来る。
雄花の場合、閉じ込められたハエに抜け出す孔が用意されている。閉じ込めたままでは花粉媒介が不成立になってしまう。
マムシグサの雌花。
雄花には閉じ込められたハエの抜け出す孔が用意されているが、雌花にはそれがない。花粉をつけて入ったハエは雌しべに確実に授粉する。
マムシグサの雌花2.
トウモロコシの粒のように見える一つ一つが雌しべ(子房と柱頭)。同じサトイモ科のミズバショウの花序と違って、マムシグサの花には花被がない。裸花という。