井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ201ツタウルシ2

2017年06月23日 | 日記


ツタウルシの葉。ウルシ科ウルシ属。
ウルシ科の多くは奇数羽状複葉であり、ツタウルシだけが3出複葉となる。
ツタウルシの側小葉は左右非対称で、主脈の外側の方が幅広となる。



ツタウルシの幼木の葉。
幼木の葉には粗い鋸歯があり、これがウコギ科のツタに似るというので「ツタ・ウルシ」と呼ばれる。
ツル性の樹木の多くは「つる○○○」と呼ばれるが、ツタウルシの場合は「つる」ではなく「ツタ」が頭につく。



ツタウルシの雄花序。
ウルシ科の多くは雌雄異株でツタウルシも例外ではない。
葉腋に総状花序をつけ黄緑色の花を多数つける。雄しべが5個と退化した雌しべがあり、花弁は反り返る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする