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ヨシュア記21章

2022年04月24日 10時12分26秒 | ヨシュア記
ヨシュア記21章 レビ族の相続
1.レビ族の土地の分配
 土地の分配がほぼ終了すると、最後に、祭司の役を務めるレビ族がモーセに近づいてきて、自分たちにも約束された土地を求めてきました(民数紀35:1-8)。そして彼らは、全部族の土地の中に、48の町と、その周囲に放牧地を与えられるのです。彼らが与えられたのは農地ではなく、放牧地で、放牧を生活の糧とするのです。また彼らはイスラエル中に散らされ、神のことばを分かち合う役割を担いました。
4-8節は、レビ族のケハテ、ゲルション、メラリ、そしてアロンの子ら四氏族への町の分配について語っています。レビ人の中でも特別な役割を持っていた「アロンの子孫」は、エルサレムの神殿近くに土地を持つことになりました。またケハテ族は、レビの二番目の息子の子孫で、契約の箱と他の幕屋の備品を運んだ氏族です。彼らは、初期イスラエルの礼拝の最初の中心地となった中央丘陵地帯を与えられています。また、ゲルション、メラリの諸氏族は、それぞれイスラエル北部、東部の町々を与えられています。
以下9-43節は、四氏族それぞれに与えられた町のリストとなっています。アロンの子孫(10-19節)、ケハテ族(20-26節)、ゲルション族(27-33節)、メラリ族(34-40節)それぞれに、順に町が与えられています。
2.約束は果たされた
 すべての町と領土の分配が終了した後、著者はこれまでのことを振り返り、要約的に次のように述べています。「主がイスラエルの家に告げられた良いことは、一つもたがわず、すべて実現した(45節)。」神は約束を果たされたのです。その約束は、初めアブラハムに与えられ(創世記13:14-17)、続いてその子孫に与えられたものです(創世記17:8)。その約束に基づいて、モーセはイスラエルを引き連れてエジプトを脱出し、約束の地カナンへと向かい、ヨシュアがその働きを引き継ぎました。そしてヨシュアは、約束を信じる戦いを戦い抜いて、その土地を自分たちのものとしたのです。そのような意味で、まずこのリストは、神の約束の確かさを証明するものでしょう。
 また、神は約束を守って、その戦いを終わらせ、イスラエルを周囲の敵から守って、安息を与えられました。神は土地の所有のみならず、そこでの平和な暮らしをも約束しておられたのです(申命12:9-10)。神が約束された「すべて」が、まさに皆実現したのです。
3.神の言葉に懸ける
そこで、私たちこのエピソードの読者もまた、神が約束されたすべての良いことを、何一つたがわず実現されることを信じてよいでしょう。ところが、私たちにはそのような約束への信仰もないし、期待もないことがあるものです。深い不信仰というべきか、諦めというべきか、今の自分と自分にまつわる状況に何一つ期待せず、感情的にも冷めきってしまっていることもあるのではないでしょうか。
しかし信仰は一種の賭けです。信仰を無謀な賭け事にしてはならないでしょうが、神の約束を思いめぐらし、静かに自らの状況を熟考し、もはやこれ以外にすがるものなしという状況においては救いです。他に頼るものがあるのならば、そうすればよいだけのことですが、そうではないとすれば、神の約束は、一つの選択です。それは弱い言い方かもしれませんが、必死にもがいて生きている人間にとっては、神の言葉に信頼して人生を切り開く積極的なものと言うべきでしょう。主の約束を耳にしながら、荒野を40年彷徨った古い世代のようであってはならず、約束の地を受け継ぐために、神に信頼して出ていき、実際に土地を勝ち取った新しい世代でありたいものです。では今日も、神の約束に懸けていくよき一日であるように祈ります。

<クイズコーナー>
最初に、昨日のクイズです。次の部族の内、逃れの町をその割り当ての地に持たなかった部族はどれでしょうか?①ユダ族、②ガド族、③ダン族。答えは、ダンう族(ヨシュア20:7-8)でした。では、今日の聖書クイズを一つ、レビ人は、全部でいくつの町を与えられたでしょうか?①12、②24、③48、では今日もよき一日となるように祈ります。

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