ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『夢見る帝国図書館』

2019-09-24 23:29:07 | 
 関ジャムのアレンジ特集おもしろかったな。村上くんのタンバリン(「バリンタン」を思い出した)、かっこよかったな。WANIMA感満載の安くんの「仰げば尊し」もよかったな。

『夢見る帝国図書館』 中島京子 文藝春秋
 「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史をひもとく小説を書き始める。もし、図書館に心があったなら――資金難に悩まされながら必至に蔵書を増やし守ろうとする司書たち(のちに永井荷風の父となる久一郎もその一人)の悪戦苦闘を、読書に通ってくる樋口一葉の可憐な佇まいを、友との決別の場に図書館を選んだ宮沢賢治の哀しみを、関東大震災を、避けがたく迫ってくる戦争の気配を、どう見守ってきたのか。
日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽう、わたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになる。喜和子さんが少女の頃に一度だけ読んで探していたという幻の絵本「としょかんのこじ」を探すうち、帝国図書館と喜和子さんの物語はわたしの中で分かち難く結びついていく……。
 いやあ、よかった。ラストで号泣。(と書くと、これを読んだ人はしらけてしまって泣けないことが多い)
 図書館の歴史の小説と現代のわたしと喜和子さんの話が交互に進んでいく。喜和子さんの秘密が少しずつ明らかになるため、ページをめくるのが止まらなかった。また、図書館のエピソードがおもしろかった。
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盛り上がってきましたね、ラグビーワールドカップ

2019-09-23 21:07:58 | 日記
 いよいよラグビーワールドカップが開幕!

「4年に一度じゃない、一生に一度だ。」というコピーがいいじゃないですか。オールブラックスvs南アフリカやアイルランドvsスコットランドの試合が日本で見ることができるんですよ。これは、本当に一生に一度です。

 開会式は、市川右團次さんと息子さんの市川右近さんの連獅子がありましたね。マスコットも連獅子ですものね。右近さんは「ノーサイドゲーム」に出演していたお目々クリクリの博人くんです。

 私は、神戸で行われるスコットランドvsサモア、南アフリカvsカナダを見に行きます。夫は、ラグビー発祥の地・イングランドの試合、ラグビー世界ランキング2位のアイルランドの試合をなぜ見ないのだと言います。
 スコットランドは、私の好きなイケメン・レイドローがいるから見に行きます。スコットランドのジャージは、肩の部分、袖口、襟裏がタータンチェックでかわいいし。サモアのウォークライも見ることができるから楽しみです。
 南アフリカ戦は、なんで申し込んだのかな?申し込む時に、これだけは見ないといけないと思ったのでしょうね。

 ラグビーは好きでよく見ていたのですが、結婚してからは、さっぱり見なくなりました。(夢中になって、2時間程さっぱり家事ができなくなるからです)久しぶりに見たら、迫力があって楽しいのですが、昔とルールが違うのでビックリすることも。フォワードの太ももに紐が巻いてあるのですが、ラインアウトで持ち上げる時のすべり止めだとか。昔は、ラインアウトの時に人を持ち上げることがなかったからねえ。

 楽しみです。ラグビー派生商品もあります。日本戦の時だけ販売するユーハイムのラグビーフィーバー(ラグビー型のケーキ)。コープこうべの勝カレーメロンパンは、神戸のスタジアムの近くのコープこうべのコープミニ御崎でも売っています。(白あんの甘いメロンパンに慣れている私は、甘くないメロンパンにとまどってしまいましたが、夫は「おいしい」と言っていました。)どうぞ。
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「こどもとおとな」

2019-09-22 21:38:12 | 美術鑑賞
 関ジャニ∞全国デビューの日。おめでとうございます。

「こどもとおとな -これ、なににみえる?」2019年7月13日~9月23日 芦屋市立美術博物館
開館時間=10:00~17:00 休館日=月曜日(ただし、祝日は開館、翌火曜日休館)
 なにで(素材)、どうやって(技法)、どんなふうに(表現)をテーマに作品を紹介。わかりやすく、面白かった。県美の「山村コレクション展」とかぶっている作者が多くて、興味深かった。
 今日はなぜか無料の日だった。ラッキー。日曜日の午後なのに、すごく空いていて、ゆっくり見ることができた。

右上 小野田實<作品64-H> 平面だと思ったら、意外に立体的だった。丸が細かく、色がきれい
右下 上山二郎<静物(吸取紙)>
左上 松谷武判<作品・62> 「松方コレクション展」でブラジャーとつぶれた顔みたいといった作品の作者と同一人物
左下 元永定正<あかのうえ>

●鷲見康夫<作品> そろばんやかさで描いた線がおもしろい

これは県美「山村コレクション展」に出品された<作品> こんな感じで線がおもしろい
●白髪一雄<扶桑> 白髪さんと言えば、ロープでぶらさがり、足で描いた作品。ダイナミック。
●飯塚次郎<大地からのプリント920728> 粘土の上を歩いたり、自転車で走ったりした後にFRP流し込んだ作品。反転しているので、地面の下から覗いているような気持ちになる。
●田中敦子<作品> 田中敦子さんと言えば「電気服」四角と丸でかいていた電気服の設計図をヒントに丸と線で描いたもの
●菅井汲<星座シリーズ> 『アナンシと6ぴきのむすこ』(ジェラルド マクダーモット作 ほるぷ出版)の絵のような感じ
●松田豊<CRU-CRU-BOX> 空いた空間を長方形の物体がくるくる回る。回ることで様々な景色が。
●今井祝雄<白のイベント> 白のラバーが下から突き上げられて山のような形に。なんかおかしい。



元永定正<作品(水) 再制作> オリジナルは松の木にぶら下げていたらしい。天気がよかったら、もっときれいだろうな。
 
  
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『夏みかん酸っぱし今さら純潔など』

2019-09-20 20:50:49 | 
 関ジャニ∞の47都道府県ツアーの詳細が発表された。兵庫県は、国際会館かワールド記念ホールかな?福井県はサンドーム福井だと思うから、子供のところに泊めてもらえるので申し込もう。と思っていたら、全然違っていた。47都道府県ツアーなのに、6万人ちょっとの動員って。ドーム1公演よりちょっと多いくらい。ドームツアーでもなかなか当たらないのに、これじゃあ当たるわけがない。せっかく近くで見ることができるのに・・・。競争率が高すぎる。
 それより、スケジュールが過密なのでメンバーの体調が心配。1日に2地域も回るなんて、移動もリハも大変。それでなくても、レギュラー番組があって忙しいのに。

 関ジャニ∞の十五祭のDVDとブルーレイを予約した。楽しみだ。

『夏みかん酸っぱしいまさら純潔など』 鈴木しづ子、川村龍太 河出文庫
 まだ戦後の日の浅い頃、ダンサーとなり、黒人兵のオンリーとなって「娼婦俳人」と謳われた?俳人がいた。その後消息を絶つが、残された二冊の句集『春雷』『指環』を生誕百年、初めて文庫に。そのしづ子の生涯を執念ともいえる情熱で追いかけた、川村蘭太の鮮烈なルポ「鈴木しづ子追跡」も収録。
 表題の句の鮮烈なこと!他にも私の気に入った句を載せる。
煙草の灰ふんわり落とす蟻の上
雪こんこん死びとの如き男の手
コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ
天の河つねに悲恋は姉娘
煖房のおよばぬ隅に着替へする
春雷はあめにかはれり夜の対坐
 鈴木しづ子さんの写真を見ながら、美人もなかなか大変だと思った。いろいろ誤解があっただろうなと思う。センセーショナルに取り上げられ、違うのにと思っていただろう。真実は彼女のみ知るのだ。
 社会学者の上野千鶴子さんが、京大俳句で俳人として活躍していたとは知らなかった。この本に載っていた上野さんの句で気に入ったもの
からだという一つのうそをまた重ね
受胎告知単性生殖の悪いゆめ

 しかし、俳句は楽しくもあり、難しい。私が俳句ポストで地をいただいたのは、奇跡だったのだと思う。奇跡的に生まれた俳句だったから、もう出ないと思う。
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大好き!「山村コレクション展」

2019-09-18 20:52:37 | 美術鑑賞
「集めた!日本の前衛-山本德太郎の眼 山村コレクション展」 2019.8.3~9.29 兵庫県立美術館
開館時間=10時~18時(ただし、金・土曜日は20時まで) 休館日=月曜日(ただし、祝日・振替休日は開館し、翌火曜日は休館)
 「山村コレクション」とは、兵庫県西宮市に在住の企業家・山村德太郎(1926-1986)が収集し、県立美術館に収蔵された作品群。「アブストラクト(抽象)と人間くさい前衛のはざ間」という方針のもと、まだ評価の定まらない新しい表現を自分の眼で確かめて収集した。
 いやあ、私の好きなものだらけ。幸せな空間。現代美術の好きな人はぜひ!おもしろいです。写真撮影OK。


田中敦子<作品> 電気服で有名な田中敦子さんの作品。そう思うと、丸が電球のようにも見え、線がコードのように見えてくる。黒丸が人の顔を表しているようにも。


篠原有司男<女の祭> カラフル


津高和一<雷神> 色合いが好き。カクカクしたところが雷神ぽい。


斎藤義重<作品R><作品Q> 一つでもいいが、二つ並ぶとお互いに引き立て合っていい


斎藤義重<ペンチ> 平面と思いきやレリーフのように少し出っ張っている


元永定正<ポンポンポン> 私が好きな絵本、元永定正さんの『ころころころ』を思い出す


吉原治良<作品> シンプルだけど、深い。水に浮かぶ赤い島のように見えたり、水色の丸に見えたり。


四宮金一 壁にかかっているのは平面。しかし、立体のように見える。だまし絵みたい。


堀内正和<箱は空にかえってゆく> 手の形が微妙に違う。穴があいているのは、2面だけなので、動くて手は見えなくなる


松本薫<From 90° to 90°<FOLD>-Ⅳ> 折り紙が形を変えるように刻々と形が変わる。動きによって、さまざまな形を見せてくれ飽きない


田中敦子<作品<ベル>> ベルを押していいんですよ。これは、押さないとね。ベルを押すと・・・

展示品が飾ってあるパネルの下のベルがけたたましく鳴動します。こんなの大好き。


白髪富士子<白い板> 一本の川のようにも見える。シンプルで結構好きな作品。


松谷武判<作品6のB><作品6のP> 左はブラジャーに、右はパンチを受けた顔に見える私は変?


白髪一雄<黄帝> 迫力


高松次郎<無題(#1090)> ブルーがきれい。エイやイルカやイワシが泳ぐ海を上からのぞいているみたい


山倉研志<香り> 中央部には人の立体があるが、カモフラージュされてわからないように


李禹煥<関係項> 鉄板の上にガラスを置き、その上に石を置く。ガラスのひびも白い升のように映っている天井の照明も意図せず作品の一部に


吉村益信<豚・pig lib;> サヴィニャックのポスターが元ネタとか。よく二本脚で立っていられること!



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