ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『夏みかん酸っぱし今さら純潔など』

2019-09-20 20:50:49 | 
 関ジャニ∞の47都道府県ツアーの詳細が発表された。兵庫県は、国際会館かワールド記念ホールかな?福井県はサンドーム福井だと思うから、子供のところに泊めてもらえるので申し込もう。と思っていたら、全然違っていた。47都道府県ツアーなのに、6万人ちょっとの動員って。ドーム1公演よりちょっと多いくらい。ドームツアーでもなかなか当たらないのに、これじゃあ当たるわけがない。せっかく近くで見ることができるのに・・・。競争率が高すぎる。
 それより、スケジュールが過密なのでメンバーの体調が心配。1日に2地域も回るなんて、移動もリハも大変。それでなくても、レギュラー番組があって忙しいのに。

 関ジャニ∞の十五祭のDVDとブルーレイを予約した。楽しみだ。

『夏みかん酸っぱしいまさら純潔など』 鈴木しづ子、川村龍太 河出文庫
 まだ戦後の日の浅い頃、ダンサーとなり、黒人兵のオンリーとなって「娼婦俳人」と謳われた?俳人がいた。その後消息を絶つが、残された二冊の句集『春雷』『指環』を生誕百年、初めて文庫に。そのしづ子の生涯を執念ともいえる情熱で追いかけた、川村蘭太の鮮烈なルポ「鈴木しづ子追跡」も収録。
 表題の句の鮮烈なこと!他にも私の気に入った句を載せる。
煙草の灰ふんわり落とす蟻の上
雪こんこん死びとの如き男の手
コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ
天の河つねに悲恋は姉娘
煖房のおよばぬ隅に着替へする
春雷はあめにかはれり夜の対坐
 鈴木しづ子さんの写真を見ながら、美人もなかなか大変だと思った。いろいろ誤解があっただろうなと思う。センセーショナルに取り上げられ、違うのにと思っていただろう。真実は彼女のみ知るのだ。
 社会学者の上野千鶴子さんが、京大俳句で俳人として活躍していたとは知らなかった。この本に載っていた上野さんの句で気に入ったもの
からだという一つのうそをまた重ね
受胎告知単性生殖の悪いゆめ

 しかし、俳句は楽しくもあり、難しい。私が俳句ポストで地をいただいたのは、奇跡だったのだと思う。奇跡的に生まれた俳句だったから、もう出ないと思う。
コメント
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