ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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『ロイヤルシアターの幽霊たち』

2021-06-26 21:39:36 | 
『ロイヤルシアターの幽霊たち』 ジェラルディン・マコックラン 金原瑞人・吉原菜穂訳 小学館
 イングランドの海辺の保養地シーショーにあるロイヤルシアターは数年前に閉鎖され、様々な時代の個性的な幽霊たちが棲みついていた。嵐の日に本を守って海にのまれた元図書館司書、脱毛と脱「せりふ」ノイローゼになった元俳優、暴走族の乱闘に巻き込まれて死んだモッズ族の少年…。劇場再生のためにやってきた俳優夫婦の娘グレイシーは、なぜか彼らを見ることができ、生前の話を聞かせてくれとせがむ。最初は訝しんでいた幽霊たちも、やがてグレイシーに心を許すように。そんな中、劇場を壊そうと企む者が…。
 児童文学。いやあ、おもしろかった。でも、本に読み慣れた中学生以上が対象かな。というのは、耳なじみのない言葉が出てくるのだ。移動更衣室、モッズ、ドレスサークルとか。しかし、なんとなく意味がわかるので、読み進むことができる。
 明かされていく幽霊たちの死因。グレイシーの秘密。どんどん読んでいくことができる。ただ、登場人物が多いので、カタカナの名前に弱い私は、扉の人物説明があるが、ちょっと混乱もあった。
 個人的に幽霊たちがボヤを消すところがおかしかった。幸せな幽霊は姿が見えるというのもいい。幽霊も生きている人も幸せになるのがいい。
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