ささやかな幸せ

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「今こそGUTAI」

2021-01-22 14:19:50 | 美術鑑賞
「今こそGUTAI 県美の具体コレクション」 2020年12月5日-2021年2月7日 兵庫県立美術館
休館日:月曜日 開館時間:午前10時~午後6時 予約優先制

 ここもガラガラ。現代美術が好きな私にとってパラダイス。


田中敦子<無題> 電気服の電球と電線の回路みたい。田中敦子の作品のコーナーは電球と電線に囲まれている。
 
 具体とは「具体美術協会」 1954年、兵庫県芦屋市で発足した前衛美術グループ。吉原治良と阪神間の若い作家たちで結成され、吉原が1972年に亡くなるまで「人の真似をするな」を合言葉に制作した。


吉原治良<黒地に赤い円> 力強い丸!


元永定正<作品 N.Y.No.1> ピーマンに見えてしようがない


嶋本昭三<作品> 

 2019年に見た「山村コレクション」の作品もたくさん。以下の写真は、県立美術館で開催された2019年「山村コレクション」2018年「10年ひとむかしと人は言う」で撮ったものから。


田中敦子≪作品<ベル>≫ 押すとけたたましいベルの音。我慢して長く押し続けるとあらら不思議。部屋の向こうのベルまで行ったら、また手前のベルと音が戻ってくる。「山村コレクション」の時より、ベルがたくさん。


白髪富士子<白い板> やっぱり好き。この板の割れ目が川のように感じる。下に映る影もいい。


白髪一雄<黄帝> 迫力


鷲見康夫<作品H> 算盤で描いているらしい。


小野田實<WORK 68-Wa・b> なんか好きな作品。

●山崎つる子<赤> 赤いビニールの幕。「山村コレクション」の時は、中に入ることができたが、今回はなし。中に入れないように低めに吊っている。赤の下から鑑賞者の足が見えるのもおもしろい。
●白髪富士子<無題> 黒っぽい紺地に銀色の線が縦に走る。雨だれ?稲妻?私は竹に見える。
●森内敬子<作品> 小さめの白い座布団?がズラリと列をなしている。一つだけだと普通の座布団がこれだけ並んでいると不思議な風景になる。
●菅野聖子<アルファからオメガまでⅢ> チェックかと思いきや、よく見ると細かい線の集合体。
●堀尾昭子<作品> 好きな作品。皮を曲げたものを並べているが、リズムを感じる。さざ波みたい。
●白髪一雄<赤い丸太> 丸太越しに見る白髪一雄の絵がいい。
●高﨑元尚<装置> 私が一番好きな作品。正方形をカーブさせたものがビッシリと並んでいる。見る方向によって感じが違う。富士山?千鳥?波?ギザギザ?ずっと見ていることができる。

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