ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

天王寺動物園のホッキョククマ・バフィン&モモ親子に会いに行く

2015-05-31 20:26:04 | 日記
天王寺動物園に行ってきた。子どもが小さかった頃に動物園に行ったきりで、十何年ぶりの動物園。獣医の資格を持つお友達が、事前に下見に行って、見所を解説してくれたり、クイズを作ってくれた。おかげで、存分に楽しめた。Tさん、ありがとう。楽しかった~。
地下鉄御堂筋線動物園前駅から動物たちのイラストが動物園へ誘ってくれる。
ワクワクしながらイラストどおりに進み、少しディープな世界を通り抜けると天王寺動物園。動物園って臭いというイメージがあったが、全然臭わないのに驚く。
まずは、カバさんのところへ。水中のカバの様子が見られるようになっている。カバが、水中ではねている。大きな風船がぽ~ん、ぽ~んとはねているようだ。大きいカバも水中では、身軽。カバがあんなに水中で跳ぶなんて思いもよらなかった。なんとも、ユーモラスでかわいい。近くの道にカバの足跡があるよ。
キジのいるところへ。ホロホロチョウはドット柄。フサホロホロチョウは、ストライプとドットの合わせワザ、首から胸にかけてきれいなコバルトブルーで、スタイリッシュ。コジュケイの「チョットコイ」やワライカワセミの「ケケケケッ」という鳴き声が聞かれて、うれしかった。
次は、ホッキョククマのバフィン、モモ親子。バフィン、高齢出産、初めての子育てと、がんばったね。モモは、とにかくじっとしていない。水の中で泳ぎ、陸に上がるや水のなかに飛び込みと常に動き回っている。人間の子どもと同じだ。『くんちゃん』のシリーズ(ドロシー・マリノ作 まさきるりこ訳 ペンギン社)のくんちゃんのようにかわいい。バフィンは、ブイみたいなのを前足で水中になんべんも沈めていたと思ったら、ブイを遠くへ放り投げる。モモがブイを追いかけるように泳ぐ。バフィンが、遊んであげていたと思うと、いいお母さんだとしみじみとした。
午後は展示の入れ替えでイッチャン。ロシアからやってきた、ゴーゴのお嫁さん候補。白くてきれい。ゴーゴは姉さん女房のバフィンに水の中に突き飛ばされていたらしいが、イッチャンはそんなことしないで、仲良くなれたらいいな。
モモちゃんのお隣にいるのはシロフクロウ。『ハりー・ポッター』でお馴染みの白いフクロウだけれども、モモちゃんの陰に隠れてひっそり。フクロウの中では例外的に日中も動くらしい。『しまふくろうのみずうみ』(手島圭三郎・絵と文 ベネッセコーポレーション)にあるように、フクロウというと木のうろに巣を作るイメージがある。でも、シロフクロウは地面の上に巣を作るらしい。
マレーグマ。なんかおっさんみたいでユーモラス。他のクマに比べて舌が長いらしい。
鳥の楽園へ。シュバシコウがいる。『コウノトリのおはなし』(マーガレット・ワイズ・ブラウン作 ティボル・ゲルゲイ絵 あんどうのりこ訳 長崎出版)に出てくるヨーロッパのコウノトリだ。日本のコウノトリはくちばしが黒いがヨーロッパのコウノトリはくちばしが朱い。すっくと真直ぐに立つ大きな姿は気品があふれる。楽園のケージの高いところに巣を作っており、親の足の間からヒナの頭がひょこり見えた!
コサギ。体が白くて 足が黒く、指の部分が黄色いのが特徴。頭に白く長い毛がある。背の毛がレースみたいに繊細な感じになっている。木のあちこち巣を作っていて、偶然ミントグリーンの卵が見えた。
夜行性動物舎。飛ばない鳥・キウイは、日本では天王寺動物園にしかいないので、ぜひ見学を。鳥の鼻の穴はくちばしの根元にあるのだが、キウィはくちばしの先にあるらしい。
サルゾーン。ドリルがいる。マンドリルは、よく聞くが、ドリルは初めて。顔が真っ黒。フクロテナガザルは、赤ちゃんがいる。とても、雲梯が上手。
アジアの熱帯雨林。ゾウの寝床が見られる。太い柱に囲まれ、床には鎖がある。ゾウは、人を見て新人飼育員だとなめてかかるから危険らしい。アジアゾウのラニー博子さんがいる。この森には、どこかにサイチョウ、ゾウの糞、ニシキヘビ、トカゲのレプリカが隠れているので、探すのも楽しい。
ヒツジ広場。ミミナガヤギの耳が三つ編みのおさげみたいだ。人懐こいらしいが、暑いのか小屋の中にいて出てこなかった。
ペンギン。オウサマペンギンがいる。皇帝ペンギンと違うらしい。違いは、大きさ。皇帝のほうが大きい。王様より皇帝のほうが上なのか?ヒナの色も違って、皇帝のヒナはグレー、王様は茶色だとか。
アフリカサバンナ。キリンのハルカスちゃんがかわいい。ライオンも間近で見られて迫力。堀で分けてあるのだろうが、ライオンの向こうにシマウマが見えるようになっていて、アフリカのサバンナのようだ。
アイファー(は虫類生態館)。インドニシキヘビがとぐろを巻いて、ぶるっと震える。抱卵中で、筋肉をふるわせて熱を出して温めているらしい。でも、表示には卵は取って孵卵器に入れたと書いてある。何を温めているのか?ニシキヘビ。

大満足の一日。天王寺動物園は、乗り物などの遊具がなく、動物を純粋に楽しめるのがいいと友達が言っていた。久しぶりの動物園、楽しかったな。また、行きたい。





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