ささやかな幸せ

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毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『在宅ひとり死のススメ』

2021-09-21 22:34:18 | 
『在宅ひとり死のススメ』 上野千鶴子 文春新書
 「慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法」を提案。
 バッサバッサと快刀乱麻で気持ちがいい。ひとりは、必要以上に不安がることはないよと言いたいのだと思う。だから、老老介護や認知症はちょっと横に置いているいる感じ。
 在宅で死を迎えるには、老人の容態が急変しても119番ではなく、訪問看護ステーションや主治医に電話するのがいいとか。
 例えば、孤独死は中高年男性の孤立問題という。要介護認定を受ければ、訪問介護やデイサービスがつき、一週間以上経過しての死亡発見はない。なるほど。介護保険は在宅ひとり死を支えるもの。改悪にならないように願いたい。
 お一人様は、生活満足度が高く悩み度が低い。世帯分離するならば、親を出すのではなく、子が出ていくべき。男性がやってきたのは「会社人」であって「社会人」ではない。等々、思い込みから解放される気がした。
 最後に一番心に刺さった言葉。「人間 役に立たなきゃ 生きてちゃ いかんか」と上野さんは言う。安心して認知症になってよい社会へ、障害ももっても殺されない社会へ。それこそ理想だ。
 しかし、上野さんは、「今日の常識は明日の非常識」「今日の非常識は明日の常識」ということも忘れてはいない。世の中はどんどん変わる。今、疑問に思うことが解決されるかもしれないのだ。
 私は、誰にも看取られずに、こそっと死にたい。子どもよ、死に目に会えなくて辛いと言わなくていいからね。それまでに感謝を伝えたり、やりたいことをしておこうと思う。ちなみに、夫は、枕元に子や孫を侍らせて死にたいそうだ。
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