世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

ベトナム到着(1日目)

2011年06月12日 00時47分06秒 | Weblog
6月5日(日)
早朝出発。
6時17分の成田エクスプレスに乗りたいのだけど、バスの始発より早く出るので、歩いて駅まで行く。
ごろごろごろと轟音をあげながら、車輪つきのカバンを引っぱって歩く。
ランニングのおじさんがすれ違いざまちらと私の荷物を見る。
まだ肌寒いのでカーディガンを羽織っていたが、じきに暑くなって脱ぐ。
これから行くとこの暑さについてしばし思いをはせる。
駅、着。
日本のチョコは貴重になる、と勝手にあたりをつけて明治のをコンビニで買う。非常食。
成田エクスプレス乗車。おお、これが。通称ネックス。
私がなんでこんなに成田エクスプレス成田エクスプレス言うのかというと、職場で子供に読ませる絵本に出てくるから。
だから、なんか贔屓してしまう。
成田エクスプレスは成田空港に向かうための電車なので、大きな荷物を置く専用の場所がある。
その置いてある他の人たちのトランクの大きいこと大きいこと。
どっしりしたトランクとトランクの間にちんまり押し込む。
新宿越えて、渋谷越えるまで、見て見て!成田エクスプレスに乗ってるのよ!と思って窓を見やる。
あとは寝ていた。
一時間くらい。気づけばまわりは田園地帯。
私は田園地帯を見るといつもああ、犬を散歩させたらさぞ喜ぶだろうなあと思う。
飼っていた犬を近くの田んぼまで行って放して遊ばせていたから。
それはもう喜びまくっていたから。
その犬はもうだいぶ前に死んじゃったのに未だに田んぼが広がっているところを見るとそう思う。
成田空港、着。薄暗い。
なぜかキップを2回改札機に通さねばならなかった。
空港に入る前から「パスポートを拝見します」と言われる。おお、さすが国際空港。
できたてのパスポート見せる。
外貨と両替するカウンターがある。おお、さすが。
上の階にあがると、広い敷地に各航空会社ごとの受付カウンター。
受付済ませ荷物を預ける。
手荷物検査して出国手続きする。
ずいぶん人が並んでいて、順番を待っている。外国の人が多い。
途中で別の場所にも係員がつくと列がさあっとそっちにもできる。
前のおじさんが後ろにいる若い女の人に「前に外国人がいると遅いんだよな」と言っていた。
前の方に外国人がいるか見てみたが、東洋系の顔ばかりで区別がつかない。
中国か韓国かな、と思っても、いや、あんな顔の日本人もいる、と思う。
出国手続き終わり。
一歩そこを出るとデパートの一階のにおい。化粧品の匂い。
ブランドものの化粧品やカバンが売られている。
特に用事なし。搭乗口へ向かう。
まずはチャイナエアラインに乗って台北へ。
ほとんど中国の人みたいだったが日本人のCAもいて、アナウンスも日本語。
飛び立つ前、飛行場にはなんでいつも黄色いちいさい花と白いもふもふの毛がついた草が生えているんだろうと思う。
空に上がる。
雲の中が白くて明るい。
ご飯がでる。
「カツドン?ギュウゴハン?」と聞かれ、牛丼かと思って「ビーフ」と言うと、
ビーフシチューとごはんが一緒になったのが出てきた。
うまい。あつあつ。
生サーモンとガトーショコラの少しだけ食べる。
まわりががしがしビールを頼むのが結構意外。
もう解放されてるこの人たち!と思う。
飛行機がちょっと揺れてもどきどきする私とは違う。
台北までは3時間20分。
備え付けのテレビで映画見る。
が、日本語でない。ホントは日本語モードにできるんだけど、タッチパネルの接続(?)が悪いのか、どうしてもできない。字幕が出ても漢字のみ。
なので踊る大捜査線見る。一番最初の劇場版。
いま改めて見るとこれはあれだね、警察のフェチムービーだね。
バシッビシッと仕事をしている警察官たちがかっこよく撮られている。
官僚とかゼーレっぽくて面白かった。
そうこうしているうちに台湾桃園空港、着。
乗り換えのための扉を出たとたん、デパートの一階のにおい。
ブランドものの化粧品やカバンが売られている。
同じじゃん!
まわりは明らかに中国の人が多くなったものの、なんだろうこの移動してなさっぷりは。
多少がっかりしつつ、ホーチミン行きの搭乗口へ。
と、そこはさっきと明らかに違うのだった。
さっきまでは床に絨毯、照明は程よくおとされて、トイレには虎の彫り物。
が、ここの床は白いつるつるしたリノリウム、照明は蛍光灯でトイレは公衆便所みたい。
だだっ広いところに椅子がだーと並んでいて、ぽつぽつ座っている人たちもなんだか殺伐としている。
同じ建物内でこうも違うかという光景を前に私は一気に嬉しくなった。
これだよこれ。こういう殺風景なのを待ってたんだよ。
そしたら俄然元気になって、トイレの案内などメモしだす。
「時時刻刻做環保」環境を守りましょう、かな。
自販機に「日本大好評」と書かれたアクエリアスが売られていた。
チャイナエアラインでホーチミンへ。
もうアナウンスも日本語でない。CAも中国の人たち。
また飛ぶ前に飛行場に生えている白いもふもふの毛のついた草を見つける。
黄色い小さな花は見当たらない。
空に上がる。
またごはんが出るという。
もう食べたので断る。
コーヒーだけ頼もうとしたが、出てきたのは牛乳だった。
きっと「コーヒープリーズ ミルクオンリー」と言った最初の方を聞き取ってもらえなかったんだ。
特に気にならないのでそのまま牛乳飲む。
牛乳だけで飲むなんて年単位で久しぶりじゃないか。ゆっくり飲む。おいしい。
が、飲むのがゆっくり過ぎて何回かまだ入ってるうちにかたづけようとされてしまう。
ホーチミンまでは3時間。
しばらくは海の上にぽこぽこできている雲をのぞいていた。
それに飽きてまた映画見た。
今度のはアメリカのCGアニメので、日本語吹き替えになっている。
が、飛行機の飛ぶ音に邪魔されてほとんど聞こえない。
なので結局字幕の中国漢字読んでおおよその話を飲み込む。
飛行機が陸の上に来た。もうベトナムの上。
本当に土が赤い。
赤い土と深い緑の森と茶色のうねうねした川。
ホーチミンに近づくと田んぼが見えてくる。
全部の田んぼに稲が植わってるわけじゃなくて、大きさも均一でない田んぼに規則性があるようにも見えずに植わってる田んぼと植わってない田んぼがある。
それがまるで緑と赤茶色のモザイクみたい。

あんまり窓の外を眺めていたからだろう、隣の人に声をかけられる。
「ベトナムは初めてですか?」この男の人が日本人なのは読んでいた本が日本語だったので知っていた。
「初めてですよ」から始まって、少し会話。
「観光で」とか「へえ、コックさんなんですか」とか「ベトナムは料理がおいしいから」とか「何日いるんですか?」とか言っていたが、本当はここまできて日本人となんかしゃべりたくなかった。
なのでなるべく窓を見る。
飛行機が高度を下げていく。雨が降っている。
「あ、雨が降ってますね」「これからは?タクシー?」
ちょっとづつ話しかけてくるが、あまりかまわず。
ホーチミン、タンソンニャット空港、着。
隣の人に最後の愛想をふって飛行機を降りる。
一人に戻れてせいせいした。
入国審査。
何を聞かれるか、聞き取れるか、言葉にできるか、サイトシーイングサイトシーイング、と頭の中で練習していたら、
「ナマエ、イッテクダサイ」とだけ言われた。
無事通過。
成田で預けた荷物を回収する。
なんと驚いたことに荷物についてるタグと半券を照合する係員がいない。
日本じゃ考えられない。わくわくする。
外に出るとベッカムとかになったよう。
出口付近にわーと人が集まっていて飛行機から降りてきた知り合いを探している。
みんな早く家族とか友達を見つけたいんだろう、その熱い視線。再会を心待ちにしている顔をしてしあわせそう。
その中に「NANAKO KUKAMI」というプラカードを持った男の人を見つける。
ホテルの送迎の人だ。
指で自分とプラカードを指すとほほえみだった顔がぱかっと割れるような笑顔になった。
なんて屈託のない笑い顔。
一瞬でこの人のことが好きになる。「KUKAMI」のミスごとき、なんだ。
導かれるまま進み、車をとってくると言って駆けていくのを見送る。
雨はあがったよう。
みんな続々と空港から離れていく。バイク、バス、タクシー多い。
後ろから「オーイ」と呼びかけられる。
さては気をそらせて荷物を狙う輩か、と身構えると、
さっき隣に座ってた日本人だった。
泥棒でなくてがっかりする。
迎えの車が停まる。乗り込む。
わーいベトナムだ。
しきりに話かけてくるのでつたない英語力で話す。
なので、私の職業は教師ということになってしまった(保育士の英語を知らないため)。
でもまあよし。
東京から来たと言ったら、「フクシマから近いじゃないか」と言われた。
それから二人で「デンジャー」とか「デンジャラス」とか言い合う。
この人はときどき後ろの私を振り返りながらにこにこと色々聞いてくる。
私もにこにこと聞き取れて答えられることは答える。
並走しているバイクの量がすごい。運転手の話によると今日は休日だからみんな買い物に出かけているのだそう。みんな買い物が好きなんだそう。
「あなたも買い物好き?」と聞かれる。「イエース」。
「スパは?」。「ノー」。
そしたら大仰に驚いて「ホワイ?」と聞いてくる。
マッサージとかは興味がない。マッサージは緊張する。その上に高い。そして私はマッサージの必要がないくらいいつも元気である。
そういうことを伝えたいが、なかなか言葉が見つからない。
なので、「なんでかなあ。必要ないしなあ。うーん、なんでかなあ」と日本語でずっと言っていた。
窓からは物珍しい景色。
3人乗り、4人乗りのバイクとならんで走ったり、モスクが見えたり。
ひとり、バイクに乗っている女の人が被っているヘルメットが気になる。どうみても赤い毛糸で編まれているみたい。でもニット帽ではなくてニットのヘルメットなのだ。
私は指差して「ニット!ニットヘルメット!」と珍しがったが、
運転手はあまり目もくれなかった。

ボンセンホテル着。
ドアマンがドアを開けてくれる。
チェックイン。部屋へ。
いい部屋だ。窓がないのは気にならない。
コンセント確認。やはりA型とC型の混合タイプ。使える。
円をベトナムドンに換える。
ここで日が落ちたかんじ。
日本との時差は2時間で、いわば今日私は2時間多く活動できたわけだが、それももう終わりで、
知らない土地で夜出歩くのはやめようと思っていたので、行動できるタイムリミットが近いのだった。
でもとりあえずなにかベトナムらしいものが食べたい。
ホテルの近くに旅行ガイドにあった「フォー24」というフォーの店があるのでとりあえず入る。
牛肉のフォーと生春巻き頼む。
近くで日本人の女の人たちが話す。隣に中国の人たちが座る。
なんだ、やっぱり観光客だけ入る店なんだ。
そうだよね、ちょっと高いしね。
味も普通。
ここの生春巻きは甘めの味噌で食べるらしい。
好みでいれる草がぴりぴりしておいしい。つけあわせの揚げパンがおいしくて2個食べた。
会計93000ドン。350円くらい。
お腹がくちたので部屋に戻る。
小さいペットボトルに入ったミネラルウォーターが2つサービスで置かれていた。
水道水が飲めない国なのでうれしい。
と、ここでミス。
これもサービスかと思い、隣に置いてあった2リットルのミネラルウォーターの蓋を開けてしまう。
開けてしまってから、小さく30000の数字のシールが貼られているのに気づく。
2リットルの方は30000ドンとお金がかかる水だった。くやしい。
テレビつける。
アメリカドラマ「24」をやっていた。
ベトナム語吹き替えになっているんだけど、
吹き替えの声の人が一人なのでジャックも仲間たちも同じ声。平坦で説明口調。
しかもオリジナルの英語も完全には消されていなくて、緊迫した場面で
「ジャック!ジャック!アーユオーライ?」とやっているすぐあとに、
「ジャック ジャック クチュクチュ(と聞こえる)」とくるのでいまいち迫力にかける。
ベトナムのドラマもやっている。
みな大袈裟な動き、表情、言い回し。韓国ドラマみたい。
俳優は一般の人よりひとまわりくらい体がぶ厚い。
お金がたくさんあるからよく食べてるんだろうか。
チャップリンの無声映画もやっている。
無声なので声がなくても見れるし、聞きなれない言葉を聞いているよりは楽なのでこれを見る。
チャップリンがあんがい人を叩いたり蹴ったりしているのでへえと思った。
それでベトナムに着いた興奮を押さえ込むようにして寝た。

本当に野菜の味が違うのか

2011年06月02日 22時22分28秒 | Weblog
ベトナムに行ったら野菜を食べたい。
キュウリとかトマトとか生で食べれるやつでもいいし、
ナスとかピーマンとか炒めたりしておいしいのでもいい。
見たことないような変わった野菜も食べてみたいけど、
普段食べ慣れている野菜もあえて食べてみたい。
普段日本の野菜を食べて私は不満なことは何もないが、
よく聞くところの「日本とは野菜の味が全然違うよ」というのを確かめてみたい。
肉は当たりはずれが大きいような気がするし、
魚はやっぱり刺身とかの生か日本風の煮魚が一番だと思っているのもある。
興味はあるが一人ぼっちで初体験ではちょっとヘビーなので孵化寸前のアヒルの卵とか犬肉とかは挑戦しないと思う。
つつましく野菜やフルーツを食べてごしごし歩く旅になると思う。
あと3日。
成田エクスプレスに乗って空港まで行くのが実はちょっとうれしい。

どこにでもある話

2011年06月01日 20時52分25秒 | Weblog
映画「ブラック・スワン」見てきた。
おもしろかったが、
期待していたよりシンプルな話だった。
シンプルなことはいいことだが。
ああいう話はどこにでもあって、
ああいう風に追いつめられていっぱいいっぱいになってしまったり、
ああいう風になってしまうほど追いつめてしまう世界というのはあるものだ。
私自身も経験がないわけじゃないし、
まわりの知人や友達を見てもそうだと思う。
それはその人にしか感じられない苦痛で、
それで作品がうまくいったとしても日常からは脱せないのでさらに辛い。
ということなのかと思ったら、
そういう話ではなくて初日明けまでの話だったのでなんだと思った。
初日だけうまくいってもなあとか思った。
もう二度とできないことを一度だけできることは舞台にとってはあんまり誇れないんじゃないかと思った。
それが最後の「完璧よ」の意味だとしたらこのプリマは舞台を愛していないんじゃないかと思った。
結局、リリーみたいに適度な距離を置きながら関わるのが一番賢くて楽しいやり方だと思うが、
そうそうあの立場になれるわけでもなく、
なんにせよ自分がいたい立場にい続けるというのは難しいことである。
それにしても映画を見て思ったのは
胸揉んでるのに全然エロくないなあだった。
あれ、エロのつもりでやってたんかなあ。わからない。
選ぶ側と選ばれる側のセクシャルな関係については
おもしろくもあるし、必要なところもあるのは認める。
選ばれたいと思ったら片思いに似た感覚で相手を見てしまうし、
選ぶためにはどこかしらで相手を好きにならないといけない。
そういう言葉にするとなんか小ぎれいだけど
実際は醜悪以外のなにものでもないものを薄い胸を揉むということでかたしていいのかしらと思った。
あと、「宿題」でちゃんと気持ちよくなったり。
本当は「宿題」出されたのに気持ちよくなれなかったり、好きな人に胸揉まれてんのになんか不快だったりするんじゃないかな。
言われたまま素直に感じちゃったり、薬で自己解放しようとしちゃったり、あんな親とずっと一緒だったり、友達いなさそうだし、結局一回やってあとできませんとか、重荷に耐えられないのは向いていないということなんじゃないかな。
厳しいけど。
続けていける人はきっとそうではない判断や感じ方をすると思うよ。
やりたいこととできることの間には溝があってそこを埋めたいと誰もが思っているんだろうけど、それがなかなか難しいね、という話だったのかな。
それにしても死ぬことはないじゃないか。
芸に死ぬなんて、それこそ言葉にして美しいだけだ。
残されたまわりは迷惑。お客もドン引き。
2回ほど怖いとこで後ろの席の人がびくっとなったのが振動で伝わってきたのがおもしろかった。

都合のいい女

2011年06月01日 03時41分47秒 | Weblog
こないだ犬飼君が話していた「らんま1/2」のことが頭から離れない。
犬飼君は「らんま」のキャラの中でシャンプーが好きだったと言っていて、
それであかねはいつも首を突っ込んできて事態をややこしくさせているのでムカついていたと言った。
それであまつさえ「らんまはシャンプーと付き合えばいいのにと思ってた」とまで言った。
私はなんとなくあの漫画はあかね目線で読んでいたので、
逆にシャンプーなにあの女、とか、はっきりしないらんまはダメだとか思っていたのだけど、
そうかそうか、男の子はそうやって読むのかもしれないなあと思った。
浅井君もシャンプー派だったから。
それでなんでシャンプーなんだと聞いたら犬飼くんは「結局シャンプーは都合のいい女だから好きなんですよ」と言った。
そうか、男から見ると都合のいい女ってああいうののことをいうのか。
常に好き好きと擦り寄ってくる、意外につくしてくれるとこもあり、でも隙あらば男にほれ薬でも仕込みかねない、他の女を蹴倒してでも男を我が物にしたい思う、危険な一部分もあるコケティッシュでかわいい女の子とをいうのか。
と思った。
それで、小学生か中学生の頃の犬飼君や浅井君がシャンプーとらんまをくっつけたがりながら漫画を読んでいるとことかを想像したらおもしろかった。
そういえば私はあかねとりょうがをくっつけたがっていたな。
もっと言えば、一エピソードしか出てこなかった山奥に住んでて背中に傷のある物忘れの激しい男の子とあかねはくっつけばいいと思っていた。
小学生か中学生のときの私は「子供の頃助けてもらった男の子に成長して再会する」というシチュエーションがぐっと来てたんだと思う。
スカートの裾まつりの時は世代がちょっと違って読んだことのない「ときめきトゥナイト」が話題の中心にあったが、
「らんま」はどんぴしゃに世代だと思ってうれしかった。
でも同世代なのにほとんど女子は誰も話題に乗ってこなかった。
で、犬飼君は「でもいまは断然あかね」と言っていて、
それはどういう心境の変化なのかと聞くのを忘れたのでわからずじまいだけど、
私の衝撃は「シャンプー=めんどくさい女」の図だったのが、
「シャンプー=都合のいい女」の図で見ている人がいたというのだった。
同じ時期に同じ家で同じ漫画を読んでいた弟にこんど聞いてみようかな。
シャンプー派だったか、あかね派だったか。

吉田知子「箱の夫」がおもしろい。
こういう話が書けるようになりたい。
「母の友達」という題がまず好き。
その関係のあやふやさにぞくぞくする。
こないだ見たチラシで「若い兄嫁」という題の芝居があったが、
これも関係にちょっとエロいのが含まれてそうでぞくぞくする。