はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

仙台市基本構想・基本計画(中間案)

2010-11-09 20:46:33 | Weblog
 仙台市では新たな「基本構想・基本計画(中間案)」を公表し、区民意見交換会を開催したり、ハガキ、FAX、メールなどでの意見・提言を募集しました。

 実は前市長のときも計画を策定し、シンポジウムも開きましたが、これとの連続性はありません。その前の藤井市長の基本計画「仙台21プラン」(1998)の後を受け、時代状況の変化を踏まえ枠を超え新たな視点により、取り組んでいこうとしています。

 今回の手法上の特徴は広報、公聴に配慮していることです。実ははなもく事務局にも資料と意見票が送られてきました。高橋会長のNPOにも送付されたとのことで、市民活動団体向けとしてはまれであると思います。

 内容的には「市民力」「都市経営」がキーワードでしょうか。人口減少・少子高齢化の成熟社会の中での変革を踏まえて、土地利用と機能配置、都市交通の方針、市民の暮らし、都市の魅力などが盛り込まれています。



 実は私も意見交換会に参加し、質問・意見を述べてきました。「学び」「ミュージアム都市」は政策としてわかりにくい。「市役所の自己変革」はその通りで、とん挫したがガス事業の民営化、さらにバス事業も踏み込んで取り組むなど仕訳が必要ではないか。

 今回「区別計画」を重視し、「市民」だけでなく「区民」という表現も用いている。「区」を政策遂行の主体にするのはいいとしても、区は多様であり全市と生活圏域向けとするのが実態に即しているのではないか。「区民」という区切り方は市民感覚に合わない。

 また「企業・事業者」の役割ももっと位置づけるべきではないかなどと、生煮えのことを発言してきました。ちなみに総合計画課の白川さんによると、「青葉区民意見交換会」はさすがに出席者は多かったものの発言はゼロとがっかりされていました。

 仙台市のHPには白川さんいわく「しつこいくらい」情報をアップしていますので、市民の皆さんどうぞ閲覧したり意見を寄せたり、関心を持ってアクセスしてください。                           (八木)