ヤマエンゴサク(山延胡索) ケシ科キケマン属
春になると裏高尾に足が向くのは、このヤマエンゴサクなどキケマン属の花が目的…
まさか徒歩でも行ける舞岡公園で見られるとは、思ってもいませんでした。
ただ自生をしているのではなく、たぶん植えられたものではないかと。。
それでもまた来年も芽を出し、咲いてくれることを願ってやみません。
ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科キケマン属
トウダイグサ(燈台草) トウダイグサ科
姿が油の皿を置いた昔の燈火の台に似ていることからついた名だそうで、
なるほど…と納得(*^^)v
いつ見ても何がどうなっているのか…摩訶不思議な花です
いつも参考にさせてもらっている図鑑『日本の野草』には、
【 茎の先にはやや大きめの葉を5枚輪生する。
そこから普通5本の枝を出して、先端に多数の杯状の花序をつける。
花序のふちには4つの楕円形の腺体があり、蜜を分泌する。】
と書かれていますが、それにしてもどうして??と花に聞いてみたくなります
( 撮影日:2019年4月7日 )
フデリンドウ(筆竜胆) リンドウ科
日当たりの良い山地や野原に生える花、見られるとは思っていなかっただけに「咲いていますよ」
と教えていただき探し当てたときは大感動♪
先に撮影をされていた方曰く、ずいぶん株数が減ってしまったとのこと
来年も見ることができるでしょうか、、、
花冠2~2.5センチほどの青紫色の可憐な花に出会えたことに感謝です。
ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科
散策路脇にひっそりと佇むように…
茎の先に4枚の葉が輪生状対生し、白い長さ1~3センチの穂状花序を1個立てます
花弁は無く、水平に出ている白いのは雄しべです
センボンヤリ(千本槍) キク科
秋に何本もの30~60センチほどの花茎をのばし、
花をつけず褐色の冠毛のある実を結ぶ姿から千本槍の名が付いたそうです
(↑の画像がその名残りです)
春にはロゼット状の葉の間から10センチほどの花茎をのばし、
花弁の裏が紫色を帯びた白い花をつけます
キランソウ(金瘡小草) シソ科
道ばたなどいたるところで見られる多年草です
舞岡公園ではちょうど咲き初めだったようで、汚れや痛みがなくきれいでした
散策路脇の斜面に張り付いて広がっていて、今にも滑り落ちそうな株も…
( 撮影日:2019年4月7日 )
舞岡公園の花たち、あと3~4回ほどお付き合いください。
画像右端に写っているのは、桜の花びらです
本当にちっちゃい花なんです
葯の色が鮮やかな青、肉眼では気付きませんでしたが、
パソコン画面で確認♪きれいです
比較その2(^^♪
真ん中の花はオオイヌノフグリ、まわりの薄紫色の点々に見えるのがフラサバソウです
白花?でしょうか
普通の淡青紫色のは花弁は平開したのを見たことがありません
でも、葉は確かにフラサバソウですので♪
フラサバソウ ゴマノハグサ科
ユーラシア原産の2年草で、畑や道端などに生えるそうです
近くの市民の森などでも見られる場所がありますが、
なにしろ小さな花ですので、うっかり通り過ぎてしまうことも(^^;
***
名の由来が植物図鑑に記載されていましたので、転載をさせていただきます
『 フランスの植物学者FranchetとSavaiteの日本植物目録(1875)に、
長崎で採集されたという記録があるが、長い間実物が見つからず、記録
の誤りとされたこともあった。1937年に奥山春季が長崎で採集された標本を
発見し、フランシェ、サヴァチェを記念して命名 』
名の由来を知ると、ますます花への興味が湧きます
***
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) ゴマノハグサ科
どこででも見ることができる花、青紫色のこの花が咲くと春の到来を感じます
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢) ゴマノハグサ科
オオイヌノフグリと同じく、
ユーラシア、アフリカ原産の2年草で、明治の中頃に気付かれ、
現在では全国に広がっているそうです
花径は2~3ミリ程度と極小です
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科
中国原産で明治時代に渡来
私が初めてこの花を見たのは、鎌倉・長谷にある収玄寺の境内でした
どんどん広がってしまうためか一掃されてしまいましたが、
今は光則寺で見ることができます
また、裏高尾でも生えていて、どこででも見られる花になっているようです
( 撮影日:2019年4月7日 )
今日は早起きをして裏高尾から日影沢へ行ってきました。
高尾駅北口から徒歩で小仏川沿いを花撮影♪
目的のジロボウエンゴサクやヤマエンゴサク、タカオスミレなど収穫の多い一日になりました。
撮影をした花のアップは舞岡公園の後になってしまうので、
週末あたりまでお待ちください(^^;
真ん中を通っているのは中央道です
ソメイヨシノとシダレサクラ、見頃は少し過ぎていましたが、
十分きれいでした
思わず足を止めて眺める美しさでした
タカオスミレ
( 撮影日:2019年4月14日 )
(雄花)
(雌花)
キブシ(木五倍子) キブシ科
3~4月、葉の出る前に枝から鐘形の小さな花を穂状に咲かせるので、すぐに見つけることができます。
雌雄異株なので、低い場所に花が付いていないと区別がつきませんが、
今回は小川沿いに生えていたので、一段高いところから撮ることができてラッキー、
雄花と雌花の両方を♪♪
(雄花)
(雌花)
サルトリイバラ(猿捕茨) ユリ科
柏餅というと柏の葉ですが、昔々、山口県にいた頃はこのサルトリイバラの葉っぱで包んでいました。
ですから、この葉を見ると小さかった頃のことを思い出すのです(^^♪
雌雄異株、前々から花を撮りたいと思っていたので、
今回、雄花と雌花、両方を撮ることができ良かったです。
ヤマブキ(山吹) バラ科
山吹色したヤマブキ、庭などにも植えられ鎌倉でも普通に見ることができます。
新緑の中で、ひときわ鮮やかな色をしたこの花は存在感は大。
散策路脇や山際でたくさん見ることができました。
( 撮影日:2019年4月7日 )
今日から数回に分けて、舞岡公園で咲いていた花たちをご紹介します。
(雄花)
(雌花)
アオキ(青木) ミズキ科
山地の林下に普通に生える常緑低木で、身近な場所でもよく見ることができます。
茎の先に紫褐色、時に緑色の小さな花をたくさんつけるそうですが、
淡い紫褐色を帯びたのも見られました。
雌雄異株で、雄花はたくさんあったのですが、
なかなか雌花を見つけられずあきらめかけて帰ろうとしたとき、
小谷戸の里に雌雄両方の株が植えられていて、撮ることができました♪
秋になると楕円形の1.5~2センチの赤い果実を見ることができます。
(雄花序)
(雌花序)
アカシデ?(赤四手) カバノキ科
落葉高木ですが、カワセミの池端に生えていたこの木は、
目の高さの低さでしたので、花序を撮ることが来ました。
雌雄同株で枝先に雌花序、下に雄花序が付いていました。
ウグイスカグラ(鶯神楽) スイカズラ科
1~1.5センチの細い漏斗形ですので、うっかり見過ごしてしまいがち。
クリスマスのオーナメントのように枝からぶら下がって咲いている姿は可愛い…(^^♪
6月頃に赤く熟した実は甘くて食べられるそうです。
( 撮影日:2019年4月7日 )
先週の日曜は夕方から所用があったため遠出は避け、
近場の舞岡公園の桜咲く景色と春の花を撮りに行きました。
思いがけない花も咲いていて、大満足の一日♪♪
ただ、うっかりカメラのバッテリー充電をしていなくて、
途中から撮りたくても撮れない…悔しい一日にもなってしまいました(^^;
今日は公園内の春の景色をご紹介します。
散策路脇にはスミレやキランソウなどが♪
カワセミの狩場の池越しの浅黄色
オタマジャクシとメダカのいる池
斜面にはオオイヌノフグリとタチツボスミレ
桜は満開、風に花びらが舞います
この公園でお気に入りの風景
畑や田んぼはまだお休み中
オオシマザクラとヤマザクラ、ソメイヨシノの競演です
小谷戸の里入口のベニシダレザクラ
桜、さくら…♪♪
( 撮影日:2019年4月7日 )
3/31撮影の残りを今日はアップします。
境内をぐるぐる回りながら撮っていたので、同じような画像が出てきますが、
一緒に境内を巡っている気分で…
タイワントキワアジサイ 台湾産
常緑で冬も葉を落とさず、早春に蕾をつけます
早くも装飾花が開き始めていました
品種はわかりませんが、スミレ3種
キランソウ(別名:ジゴクノカマノフタ) シソ科
人里のいたるところで見られる多年草です
地面にぺったり張り付いたように広がり花を咲かせているので、
うっかり見過ごしがちですが、
ひとつ見つけると意外に次々と見つけることができます
土牢のある高台からは本堂や山門を臨むことができます
キブシ
5月に入ると、境内の通路には鉢植えのヤマアジサイ250種以上が並べられ、
品種ごとに違う彩りや花姿を楽しむことができます
愛らしいカイドウ
ニリンソウの小さな群落
駐車場入り口の斜面に植えられているシデコブシの大木
一時は枯れてしまうのではないかと心配をしましたが、
今年もたくさんの白い花をつけていました
ノジスミレ(?)
日当たりの良い場所に大きな株のムラサキケマン
( 撮影日:2019年3月31日 )
1週間が経ってしまいましたが、3/31に行った光則寺の境内の様子や花たちをご紹介します。
お散歩気分でご覧いただければ嬉しいです。
山門前のソメイヨシノはちょうど見頃
境内に入り、まずは本堂前のカイドウ(海棠)を♪
前日の雨の雫を纏って…
山門入ってすぐのカイドウも見ごろです
ヤブレガサ
名前にぴったりの名前
画像左のは前日の雨で傘が開いちゃった??のかな
境内を巡りながら、またカイドウが気になって(^^♪
池の後ろがわ、もう少しするとシャガの白い花がたくさん咲きます
池越しに本堂を、新緑に包まれるのはもう少しあと。。
孔雀舎裏のオオシマザクラと楓の新緑
崖一面に咲くスミレ、今年はちょっと少な目かな
スミレの次はシラユキゲシの白い花を楽しめます
キイチゴ
ガクウツギにはもう蕾がしっかり付いています
ウラシマソウ(浦島草)
ムラサキケマン
ショカッサイ
種子ができたネコノメソウ
地植えされたヤマシャクヤクにはもう蕾が付いています
ニリンソウ
( 撮影日:2019年3月31日 )
脊椎管狭窄症(らしいのですが…)のため、長い時間座っていることが辛く
アップ作業が滞ってしまいました(歩くのは大丈夫なのですが、、、)
残っていた裏高尾の花たちを今日はご紹介します(^^;
フサザクラ(房桜) フサザクラ科
名前は知っていたものの、実際に花を見たのは昨年でした
アブラチャンやダンコウバイと一緒に小仏川沿いの斜面にたくさんの花を付けていました
葉が出る前に暗紅色の花を咲かせますが、花には花弁や萼は無く、
たくさんの雄しべが垂れ下がっています
雌しべは…?と思ってネットで検索をしてみると、
雄しべが抜け落ちると、隠れていた雌しべが顔を出すのだそうです
撮影に行く時期がずれると雌しべを見ることができるかもしれませんが、
フサザクラの雌しべだと気づかないかもしれません(^^;
上から3枚目の雄しべの右にぶら下がっている茶色のは、
風に飛ばされずに残った去年の果実です
ダンコウバイ(?)の雄花
アブラチャン(?)の雄花
アブラチャン(?)の雌花
ダンコウバイとアブラチャンの名前の後ろに(?)を付けたのは、
どちらも花が良く似ており、判別は花柄のある無し。。
もしかすると間違っているかもしれません(^^;
撮影時にしっかり確認をしていればよかったと反省、
来年こそは…ちゃんと確認をしてきたいと思っています
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星) サトイモ科
ナツトウダイ(夏灯台) トウダイグサ科
逆光に輝くアブラチャン(?)
( 撮影日:2019年3月24日 )