光則寺でヤマアジサイの撮影をするときは
境内に並べられている品種を端から順番に撮っていきます。
せっかく丹精込めて育てられ咲いたヤマアジサイを撮り残さないように…です。
後半になると立ったり屈んだりの連続で腰が痛くなり、集中が切れてしまい、、、
毎年、来年こそは気に入った品種だけをじっくり撮ろうと思うのですが、
並んだヤマアジサイを見てしまうと、端から撮ってしまい、また後悔の繰り返しです。
でも、嵌まってしまった宿命と覚悟し、
体力のあるうちはジタバタしながらも撮り続けていくことになりそうです。
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今日はタ行の品種の半分をご紹介します。
大山ピンク(ダイセンピンク)
ヤマアジサイ
鳥取県大山産
資料によると剣弁(先が尖っている)の一重ガク咲、
弁の間が開くとなっています
大山丸(ダイセンマル)
ヤマアジサイ
鳥取県大山産
ヤマアジサイの多雪地適応型だそうです
今年は淡い紫系と青系の二つの色が楽しめます
蝶の舞(チョウノマイ)
ヤマアジサイ
新潟県産
弁が合着して盃状になり、咲きすすむと蝶に(?)
見つけた人が一目で「蝶の舞」と名付けた気持ちがわかるような気がします
津江の絞り(ツエノシボリ)
ヤマアジサイ
大分県中津江村産
前出の「大山ピンク」によく似ています
敦賀の海峡(ツルガノカイキョウ)
詳細不明です
月の雫(ツキノシズク)
エゾアジサイ
高知県産
淡いピンクの真ん丸お月様のよう…
ツシマ
ヤマアジサイ
長崎県対馬産
剣弁の一重ガク咲き、装飾花の色は淡い青またはピンクですが
今までずっとピンクだったような…
剣の舞(ツルギノマイ) 別名:剣山八重
ヤマアジサイ
両性花は退化していますが、装飾花の星型八重咲きが存在感あり!
鶴富(ツルトミ)
ヤマアジサイ
宮崎県産
装飾花、両性花共に青(空色?)
とても華やかで優しい印象です
ティアラ
ヤマアジサイ
フランスからの里帰り品種
装飾花が両性花のまわりにリング状につくのが特徴の品種です
天龍碧(テンリュウミドリ)
ヤマアジサイ
静岡県天竜川流域産
( 撮影日:2021年5月13日 )
今日は「サ行」の品種をご紹介します
坂田錦(サカタニシキ)
ヤマアジサイ
東京都産
装飾花は白、葉に白斑が入る品種です
佐久間テマリ(サクマテマリ)
ヤマアジサイ
長野県産
淡青または淡桃の一重のガク咲きです
淡青と言っても、とても淡い色合いが私のお気に入りです(^^♪
爽風(サワカゼ)
ヤマアジサイ
高知県産
すきっとした桃色の装飾花、
ガク片の中心から縁に向かって淡青の筋が入っています
山陰の光(サンインノヒカリ)
ヤマアジサイ
山陰地方産
装飾花は淡い藤色にほんのりピンクが入っていますが、
本来は濃紺~濃紫色のようです
七段花(シチダンカ)
ヤマアジサイ
兵庫県六甲山産
1959年六甲山で再発見された品種です
七人の小人(シチニンノコビト)
ヤマアジサイ
高知県産
すべての弁が合着してラッパ状または盃状になっています
装飾花が7つ付いたのが今年はありました♪
白雪姫という品種もあり、咲いていればいつも並べて置かれています
白雪姫と七人の小人♪です
絞り咲エゾ(シボリザキエゾ)
エゾアジサイ
詳細はわかりませんが、白に空色の絞りが入ってきれいです
十五夜(ジュウゴヤ)
ヤマアジサイ
高知県産
装飾花のガク片が真ん丸で重なっているのでお月様のようです
本来の色は桃色なのだそうですが、青い月もなかなか神秘的
白鷺(シラサギ)
ヤマアジサイ
産地は京都(?)
咲き初めは白ですが、咲きすすむにつれだんだん赤くなって行きます
白妙(シロタエ)
ヤマアジサイ
山梨~静岡の県境産
装飾花、両性花ともに色は白、両性花は早くに脱落してしまいます
西予八重姫(セイヨヤエヒメ)
ヤマアジサイ
愛媛県西予市産
瀬戸の月(セトノツキ)
ヤマアジサイとコガクウツギの自然交雑種
高知県産
装飾花は淡青またはピンクで、葉に比べると少し大きめです
( 撮影日:2021年5月16日 )