鎌倉に行くとちょっと寄ってしまう大巧寺、境内に植えられている様々な品種の椿は、まだ一部しか咲いていませんでした。
でも、比較的開花が遅めの「ロゼ・フローラ」が咲き始めていました。
中国原産でイギリスに渡った品種だそうです。
花は濃桃色でラッパ咲き、画像ではわかりにくいのですが、葉も花も他の品種に比べかなり小さくとても可憐で人気者です。
本堂前、利休梅(りきゅうばい)の下で鮮やかな黄色の花を咲かせている「オウバイ(黄梅)」です。
和名に“梅”という字が使われていますが、モクセイ科のつる性落葉低木です。
原産は中国で「迎春花」、早春に花を咲かせるところからきているそうです。
花期にはまだ葉は出ていませんので、咲き始めるとすぐにわかります。
大巧寺から鎌倉駅に向かう前に、駅前の某銀行の植え込みにマメカミツレの花が咲いているのを見つけました。
昨年一掃されてしまっていたので、もうこの場所では見ることができないと思っていたのですが、どっこいちゃんと残っていたようです。
ミコシグサやセンニンソウの髭を教えてくださった林の子さんに連れて行かれた大きな欅の木の下、地面にへばりつくように生えていて、マクロレンズで覗かなければ花が咲いているとはわからないほど小さな花でした。
たぶんこれが小さな雑草に嵌る第一歩になったのだと思っています♪
「マメカミツレ」 キク科マメカミツレ属
葉がハーブの“カミツレ”に似ていて、それより小さいから“マメ”…が名の由来だとか(笑)
オーストラリア原産の1年草で、1940年ごろ見つかり、今では暖地を中心に帰化しているそうです。
花は5~8㎜、中心部に黄白色の筒状花がたくさんあり、まわりに雌花が並んでいます。
画像は咲き初めからの変化を並べていますが、詳細については林の子さんが以前作ってくださった『マメカミツレ 詳解』で図解をしてくださっていますので是非ご覧ください。
意外に身近なところで見つけることができる花ですから、探してみてください。
( 2012年3月4日 鎌倉・大巧寺、鎌倉駅前 )