ゴルフを語ろう-芝よ、木々よ、風よ

 
ゴルフ初心者サークル、横浜ビギナーズの管理人がつづる

ゴルフなエッセー

山梨県の町、長坂

2011年09月08日 | ウォーキング

母は東京の現住所で生まれ、育ったものと思っていました。
母が亡くなってから、いろいろな手続きのために戸籍謄本を取り寄せることになり、初めて最初の本籍が山梨県にあったことを知りました。祖父が山梨県出身であることは聞いていましたが、母が山梨県で過ごしたという話は聞いたことがありません。

どんなところなのか見たいと思い、昨日行ってきました。戸籍に書かれている住所は、北巨摩郡秋田村大八田ですが、インターネットで調べるとすでに秋田村という地名はなく、昭和30年に北杜市長坂町に合併されています。そこで長坂町の役場まで行き、現在の場所を教えてもらうことにしました。

青春18きっぷが1回分残っていたので、普通列車で行くことにしました。自宅から長坂まで、普通列車でも往復5,000円以上(急行だと7,000円以上)かかりますが、青春18きっぷは1日分が2,300円とお得です。朝6時20分ころに自宅を出て八王子まで行き、中央線で長坂に着いたのが10時20分、約4時間の行程です。車内で退屈しないように新聞や文庫本をバッグに入れて行きました。

 

長坂駅を降りると、空は快晴、空気も澄み渡っているようで気分爽快。早速駅の近くの町役場で現在の場所を教えてもらいました。幸い駅から2km以内とのことだったので歩いて行くことにし、駅の観光案内所に戻って観光地図をもらい、テクテク開始。しばらく行くと目印の酒屋さんはすぐに見つかりました。

交差点の標識を見ると「秋田郵便局前」となっています。秋田村はなくなりましたが、地名は残っていて、このあたりは長坂町大八田、探していた場所に間違いありません。母はともかく、祖父はきっとこの辺りに住んでいたのでしょう。遠くに富士山や八ヶ岳(多分)が見えます。

しばらく周辺を歩き、写真を撮りました。ほとんどが農家で、「ほたるの里」や幼稚園もありました。もし母がこの辺りで子供の頃を過ごしているのであれば、生前にもっといろいろ話を聞いておけば良かったと、これは後悔。

2時間くらい歩くとお腹が空いてきたので、駅前に戻って昼食。「甲州ほうとう」という看板が目に入ったのでこれを注文しました。実は「ほうとう」を食べたのは、多分初めてだったと思います。太くて平べったいうどん?、かぼちゃ、野菜、きのこなどが、味噌仕立てで結構美味しかったです。

帰りの電車まで時間があったので、郷土資料館へ行くか、遊歩道へ行くか迷った結果、「オオムラサキ自然遊歩道」へ行きました。いきなり沢へ降りる急な歩道が続きます。くもの巣が道を塞ぐように何箇所も張られていたので、きっと人はほとんど歩いていなかったのでしょう。所々に標識がなければ、道を間違えたのではと錯覚しそうです。

沢の淵や、遠くの山々を眺望できる歩道など素晴らしい景色ではありましたが、途中の案内板を見ると距離は全長9kmあり、残りは6km以上あって道は今まで以上に曲がりくねっています。平坦な道ならともかく、この調子では予定した電車に乗れないと思い、途中でギブアップして一般道へ出ました。途中一人も出遭わなかったことも、歩き続けることの不安材料のひとつです。一般道に出てから沢の上り下りはなくなりましたが、遊歩道に入ってから目指す日野春駅(長坂のひとつ手前)まで、トータル10km以上歩きました。

缶ビールを買おうと思いましたが、日野春駅は何もない駅でした。帰りの電車では、半分くらい寝ていたと思います。次に訪れたときは、遊歩道を完歩したいと思ってます。

 



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