最終日を5打差で迎えた服部真夕が、久しぶりに日本人として優勝するものと思っていました。心配があるとすれば、2位以下につけていた、全美貞と李知姫。ところが結果は予想外の韓国アマチュア金孝周の記録ずくめの優勝です。何とアマチュア最年少、18ホール最少ストローク、72ホール最少ストロークタイ。
中でも最終日11アンダーは驚異的。これまでの記録は、具玉姫、飯島茜、有村智恵、アン・ソンジュ、森田理香子の5人が出した10アンダー。プロが10年以上かけて達成した記録を、初めてメジャーに参加した16歳のアマチュアがいとも簡単に? 塗り替えたのです。
テレビで見る金孝周は、とても16歳とは思えない余裕すら感じさせられました。もしかしたら「盲蛇に怖じず」なのかも知れませんが、末恐ろしい選手です。
これで国内女子ツアーは、6週連続して韓国の選手が優勝しました。これも新記録です。テレビの解説者は、それだけ日本のツアーが韓国からも注目されているというような主旨のことを話していましたが、そんなのんきなことを言っている場合ではないような気がします。
このままの状況が続けば、遠からず国内女子ツアーの人気はがた落ちし、スポンサーが離れてツアーそのものが崩壊するのではないでしょうか。