ゴルフクラブのシャフトにも使われているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、鉄に比べて強度が10倍、重量は4分の1という素晴らしい素材ですが、未だに飛行機や車などの構造部には使用されていません。車の内装にはよく使われていますが、車体がFRPという車は少なくとも量産はされていないと思います。その理由は、強度のばらつきが大きく、信頼性評価方法が確立されていないためと言われてきました。
例えば鉄ならば強度が50kgといえば±2%くらいには入りますが、CFRPは製品によって鉄の10倍くらいばらつくと言われています。まるで私のゴルフのスコアみたいです。これでは強度が重要な構造体には、安心して使用できません。
そのCFRPが最近「需給がだぶついている」という記事を見かけました。原因のひとつは米国のサブプライムローン問題の余波で米国市場が冷え込み、ゴルフ用品などが影響を受けていることだとか。ゴルフクラブの売れ行きがFRPの需要にそれほど貢献しているとは思えませんが、ゴルフクラブのシャフトが、同じようなFRP製品の風呂桶や洗面器などに比べてはるかに高価なことは確かです。
高付加価値製品を開発して普及させる、それが今後の日本の製造業の生き延びる道であることは間違いありません。ちなみにCFRPが本格的に車に採用されるのは、2020年頃と言われています。プラスチック製の車が街を走る光景が、そう遠くない将来に見られそうです。
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