白亜45会HP管理人

白亜(白堊)45会は、岩手県立盛岡第一高等学校昭和45年卒業の同期会です。

IPhO2022

2017年06月12日 23時31分27秒 | 業界
国際物理オリンピック東京大会(IPhO2022)が2022年に開催されます。
大会運営のための組織委員会は昨年設立されました。委員長が小林さん、副委員長が梶田さんと天野さんとノーベル物理学賞受賞者3人を並べています。

組織委員会のメンバーにはお偉いさんが多いので頻繁には開催されません。
実務部隊として幹事会というのがあって、毎月開かれます。私は今年からメンバーになりました。
本日、その幹事会。この仕事は基本的には完全ボランティア。

国際物理オリンピックへ学生を派遣するための組織として物理オリンピック日本委員会(JPhO)という組織がありますが、東京大会運営のための組織とは区別しています。

今日のメインテーマは「法人化」。
大きなお金が動くので、任意団体のまま活動するのは難しい。
「社団法人」か「NPO法人」か?
社団法人の場合には「一般法人」から「公益法人」を目指す。
NPO法人の場合にはただのNPO法人から認定NPO法人を目指す。
後者は寄付金に対する税金の控除がかかわってきます。

それぞれのシナリオのメリット・デメリットの情報を調べて次回に方針を決めることになりました。
現時点では、既にNPO法人になっているJPhOの定款を大会運営も実施できるように変更し、かつ認定NPOを目指すというシナリオが最も現実的ではないかと思っています。JPhO理事会がその方針に賛同する前提ですけど。

数年前の法人法改正の時には、物理学会の理事だったので旧社団法人から新社団法人への衣替えの作業をしました。社団法人についてはその時に少々の知識を学びましたが、NPO法人の知識は皆無。今回、少々お勉強しました。

原研の(似非)プルトニウム汚染事故。
二重・三重に杜撰としか言いようがない。
放射能を扱う組織として不適切!と指摘されても仕方がない。

理科大に移る前にやっていたJ-Parcという加速器施設も同じ組織に所属しています。
変な影響が無ければ良いのだけど・・・