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白亜(白堊)45会は、岩手県立盛岡第一高等学校昭和45年卒業の同期会です。

戦後70年の政治

2015年07月21日 01時07分32秒 | 雑記
田舎に帰っていたこの週末、土曜と日曜のゴールデンタイムに「NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像 ー政治の模索ー」と言うタイトルの番組を2夜連続で放送することを知った。それほど期待しなかったのだが、とりあえずnasneに録画予約をしていた。

50分番組2本で合計100分。70年の記録としてはちょっと短いかな・・・どんな風にまとめてくれるのだろうかな、と思いながら視聴した。思いのほか良かった。いわゆる55年体制ができた経緯などは、知らなかった情報も結構沢山あった。(と言うか、少し違うように理解していた。今回の話の方がスッキリと頭に入る。まあ、単に私が勉強不足なためでしょうけど。)

55年体制以降が後半。「田中角栄」が中心であった。あの当時の角福戦争では、私はどちらかと言えば福田寄りで、何とか協調していこう派と絶対にこれで行く派では後者が勝つに決まっている、というのが私なりのまとめだった。

政治改革=小選挙区制と間違ったのが、日本の政治の悲劇だと今でも思っている。それを最大限に利用したのが小泉政治。その後の日本の政治はメチャクチャ。角福戦争の時には角栄で良かったのだと、今は思う。高度成長の後、みんながある程度の生活水準を享受できるようになった。それからどうしようか・・・という時に何かを間違えた。少子高齢化をにらんで持続可能社会にするにはどうすべきか、と考える政治家が少なすぎたのだろう。

若者にこの番組を見て、自分で、自分の頭で考えて欲しいな、と強く感じている。
授業でやりたいのだが、私が教えるべきことはこれではない(と、文科省には届けている)。それでも、若者の政治離れを少しでも食い止めるために水曜日の2年生向けの授業でやるかどうか・・・迷っている。