白亜45会HP管理人

白亜(白堊)45会は、岩手県立盛岡第一高等学校昭和45年卒業の同期会です。

相撲協会は公益法人たりえるか?

2012年01月31日 18時02分23秒 | 雑記
相撲協会の理事選挙と今後の成り行きが話題になってます。
「新法人化」は他人事ではありませんでしたが、物理学会は昨年の9月にめでたく「新法人」への移行が完了。

移行前は公益社団法人でしたが、今は物理学会は一般社団法人です。
「一般」と「公益」、「社団」と「財団」、それぞれ違いはありますが、同じ法律で縛られています。

旧法人と新法人の大きな違いは「主管官庁」が無くなることです。物理学会も相撲協会も主管官庁は文科省でしたが、これからは全ての法人は総務省(と地方自治体)が管轄します。「行政指導」なる「恣意的な運営」を排除する、という意味では前進かもしれません。

「公益」の認可は微妙ですが、物理学会は「公益」のメリットはほぼ皆無であることから「一般」を選択しました。それによって縛りが少しゆるくなります。それでは、「公益」のメリットは何かと言えば「税金対策」です。「公益法人」への寄付金は損金として扱うことができます。物理学会へ寄付してくれる企業は非常に少ないのでメリットはほとんど無いのです。そこが化学会との大きな違いかな。化学会へは企業からの寄付がかなりあるようです。

相撲協会の場合は「興行収入」への税金が相当に違ってくるはずです。個人的には相撲協会が「公益」である必要は無いと思っています。「年寄株」の扱いが現状のままでは絶対に「公益」になることはあり得ないでしょう。政治力を使わないかぎりは・・・それにしても、昨今の政治はあまりにも酷い。