今度は硫黄山の噴火ですね。
もう10年ほど前ですが、暗い中を起き出して太宰府インターから一路えびのインターへとすっ飛ばして(安全運転ですよ)。車中ではバナナとスポーツドリンクで朝食です。えびのインターで下りてえびの高原を目指します・・・ 曲がりくねった道がようやく高原に近づきますと鹿が歩いていたりします。
えびの高原の公共駐車場に止めて登山の支度です。目指すは韓国岳でした・・・今日噴火した硫黄山のすぐ脇を巻くように左手に見ながら、韓国岳を目指して登ります。
韓国岳も火山ですが、火口の淵に出ると切り立った傾斜の下は噴火口跡が迫力です。最初に見たときはやや高所恐怖の気がある私は足がすくんで怖かったです。
韓国岳の頂上に上がると、ごつごつした溶岩ですね。南の方角には新燃岳への縦走路が見えて、その先には高千穂の峰が望めました。
韓国岳は3回登りましたが、いつかは新燃岳から中岳、そして高千穂河原への縦走路を歩きたいと思ってました。数年前の新燃岳の噴火で諦めていました、今回は硫黄山まで噴火で驚きました。地図を見れば分かりますが、周辺は噴火口が点在しています・・・池湖を巡る散策路もあり、いつかまた行きたいと思っております。また硫黄山の周りには大山蓮華の木もあり、一度だけ花を見ました。またえびの高原にはノカイドウの自生地もありましたが、当然立ち入りが規制されているようです。
ここ数年は大きな地震や火山の噴火、豪雨や台風など自然による災害が多いと感じます。
歳時記の例句に
捲き移る霧に大山蓮華あり 大橋宵火
えびの高原、霧島は名の通り霧が多いです。
山ですから風も強いですね・・・池めぐりをした時の記憶ですが、湖面に霧がさっと流れたかと思うと波が立ちました。自然の瞬時の変化に驚くばかりでした。
その霧の中に嫣然として大山蓮華が咲いているのですね。この句は霧島高原での句ではないかと推察しております。
その頃は英彦山にも登っていましたが、下山後の楽しみに駐車場かたわらの喫茶姫沙羅でのコーヒーが楽しみでした。ある日お店のカウンターに無造作に一輪の大山蓮華が活けられていました・・・どこかに咲いていたのですか?と聞きますと、はい庭ですよ(笑)。お店の庭にはヒメシャラがありました・・・ここにも行ってみないといけませんね。
母の納骨など済ませて落ち着いたらと思いますが・・・相続のこともありますし。しばらくは心が晴れません(笑)