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一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

冬すみれ

2017-01-17 23:35:34 | 日記

冬菫・寒菫

菫は春の花だが、日当たりの良い野山では冬の半ばから咲き始めるものもある。けなげに咲く花は心を和ませる。と解説にあります。

冬すみれ死後も一度は通る土手   堀葦男

ふるきよきころのいろして冬すみれ   飯田龍太

仮の世のほかに世のなし冬菫   倉橋羊村

日だまりはここよここよと冬すみれ   檜紀代

例句を挙げさせてもらいました。

死後も一度は通る土手と言われますと、そのとおりなんですが・・・作者はその土手の道を愛していればこそ言えるのでしょうね。

今の世を生きよと、けなげな菫のように。

あぁ、よく咲いてくれたねこの日だまりに。

旧き良きころの色して・・・そう、菫は今もその色を変えていないのですね、自分も今風の色には簡単に染まないと言っているのでしょうか。

 

母が好きだったにほひ菫、何処かに探したいのだが・・・ベッドサイドに水耕できないかな?検索してみようか。