寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

今年も悩まされてます

2023-05-16 12:44:28 | 米づくり
なにやら気持ち悪い緑色した物体が田んぼの表面を覆ってます。
これはアオミドロといって水温が 20℃ほどで多発する藻類で、田植え直後に多発すると稲をなぎ倒したり、肥料養分の収奪などで稲の生育が抑制されてしまいます。

毎年発生しますが今年は、特に気候の所為でしょうかハンパじゃありません。
そこで昨年同様に水を抜いて表面に浮いた藻を土に貼り付けることにしました。



3日ほど経つとこんな状態に、地面にシミになって見えるのがアオミドロ、しっかり張り付きました。稲が可哀想なんで直ぐにでも水を与えてやらねば・・・。

本当はこんなことしなくても農薬使えば綺麗に消えてしまうんです。
まして稲が水をほしがる大切な時期なのに、でもお客さんの中には安全性を求める方もいるし、そんなことから極力薬使わないようにしています。


そしてこの水田、実はオーガニックに少しでも近づこうと化学肥料を減らしてコメ糠と鶏ふんを投入した田んぼなんですが、他に比べて特にひどい状況になってしまいました。肥料過多なんでしょうか?
農薬使うべきか悩んだんですが、悔しいので先日、手作業で取り除いたんです。当然すべて綺麗に除去出来ませんけどね。
さて収量はどれくらい減ってしまうのか、検証しなければ・・・。