寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

なぜ無農薬で挑もうと思ったか・・・

2024-06-30 22:02:15 | オーガニック米に挑戦
かつて評判を呼んだ地元のコメを、歴史に残る八十四石の名とともに蘇らせようとPR活動してきました。

おかげさまで直接購入くださるお客さんは増え、またこのブログが縁で大阪のお米屋さんからも注文いただけるなど、ありがたく思っているところです。

そんな活動をはじめた3年前の晩秋、たまたま点いてたテレビ、「報道特集」に釘付けになりました。

ある農薬によってミツバチが巣に帰れなく減ってしまったと・・・。
そこで私は、ある昆虫の激減が頭をよぎりました。
それはイナゴ、いつから見なくなったのだろう・・・?と考えたときにネオニコとの関係は否めないと思ったんです。

親父が生前のころ(30年以上前)、コンバインで稲刈り手伝ってると、イヤというほどイナゴが顔に当たってきました。
また農道ではスーパーカブの脇にデカイ網付けて滑走するイナゴを捕まえる光景も見られたものでした。

それまでも除草剤など農薬は基準より減らして使用してきましたが、この番組を見終ったあと頭を殴られたような強い衝撃を受け、ずっと気になっていたんです。

そんなことから今年からはネオニコ系殺虫剤は使わないと決心、さらに一部の水田では完全に農薬・化学肥料を使わないコメ作りにチャレンジしてみたのです。

より安心・安全なコメを提供したい思いと、我が子たちは手遅れかもしれないけれど、孫たちにはネオニコフリー米を食べさせたい思いからです。