コテツと何気なく庭で遊んでいたら 福寿草が黄色い頭をのぞかしていました。
近くに来てますね。春が・・・
ところで 画廊の名前をいろいろ考えているんですが 「碧」(みどり)にしようか「春」(はる)に
しようか迷っています。
語感の印象として 碧は爽やかな命 涼やかな渓谷を想像させます。
春って大好きな季節ですし、なんといっても暖かくて命がわき上がってくる感じがします。
どっちにしようかなあ・・・。迷っています。
「裸婦」 加山又造「裸婦」 リトグラフ 親爺のコレクション(7)
鉛筆画をリトグラフにしたものです。
美しい線と控えめに施された陰影が モデルの美しさを官能的に描き出しています。
ちょっとエッチな印象なんですが うちの画塾に来ている娘さんたちにみて頂いたら
すごい きれい と話してくれました。
エッチに見えるのは 親爺が嫌らしいからでしょうか・・・
男はみんなそんなもんです。ピカソや池田満寿夫のデッサンも春画といってもいいようなのが
いっぱいあります。加山さんだって きっとすごいエッチだと思いますが 春画にならないのは
デッサン力があるからでしょうね。
「画文集ゆふ」文庫本のカバーの裏の写真でお顔を拝見しました。
きれいな方ですね。それに、トランジスタグラマーだそうです。
奥さんや娘の居る自宅で、毎週木曜日、こんなきれいな人妻のおまんこを一晩中夜が明けるまで、描き続けるというのは、どんな気分でしょう?
ゆふさんは、クリスマスも正月も関係なくモデルに出向いて、朝には又造の家の風呂をつかって帰宅するのです。
ゆふさんも、出産適齢期をモデルとして過ごしつくすわけです。
そういう13年間の行為のほうが芸術のような気がします。
又造の裸婦は、そういう背景を伴って見てしまうのです。
同時に、彼が若くして大成したとされる型で押したようなきれいなだけの日本画群が、いかにもつまらないものに見えてきます。
オフセット印刷であれば型押しは入らないと思います。
作家が石版またはジンク版に直接描画していたのは一昔前の話であり、(版画の専門家なら別です。加山はエッチングは直接銅板に彫りましたがリトグラフはスケッチの写真製版でしょう。)リトグラフと言っても所詮は印刷技術ですのでオフセットと何ら変わりはありません。版画として価値があるのは木版と銅版画だといってもいいでしょう。ただし、木版は技術的にむつかしいので工房が彫り、作家は監修し、サインを入れるだけのことが多いです。(木版画家は別)
最初に購入したのがこの裸婦でした サインの無い物はオフセットと言われ もう 絵は止めようと思いましたがhachigoroの言葉に救われました
もうひとつ 聞きたいのですが紙にZマークの型押しのスタンプは何のマークですか?
面白いのでいっそう興味がわきました。
名古屋市美術館にコレクションがあるので実物で確かめてくることにします。ありがとうございました。
加山又造の裸婦というのは、多くの絵の重心が、下腹部にあると思うんです。
下腹部を意識して挑んでいる、、そういうポーズ
もしくは、エクスタシーな体躯と表情
あまりにも、線が美しいので、気づきにくいのですが
そういうエロチシズムを主題に作品をつくってたんでしょうね
人妻で教え子を13年間モデルにつかってたというのも、凄い背景です。悲しい空気が漂う訳ですね。
加山の裸婦は、奇跡の芸術だと思います。