トンイ  遠く離れて

2013-07-13 16:10:13 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ついにヒビンから王妃に上り詰めたオクチョン。
 しかし、前王妃を罪に陥れたと罪人としてとらえろと王命が下る。

 一体誰がこんなことをと怒る王妃の前に、姿が消えていたトンイが現れた。
 ネスサに忍び込み証拠を手に入れたトンイを資格によって襲わせたはずなのに…と驚いている王妃は声をあげて起き上がる。

 それは全て夢だった。

 あれからずい分経つのに、何故トンイの夢など…と王妃はいぶかる。

 王・スクチョンはオクチョンとの間に生まれた子を世子とした。

 全てがスクチョンの思い通りに運んでいるのに…。

 焼けてしまったネスサの書庫も楼かくができるまで復興していた。

 それだけ日が経っているのだからと心を落ちつけようとする王妃だが、やはり不安は尽きない。


 王妃は兄であるチャン・セジュを呼ぶ。1つ心配があった。
 王がスクチョンの子を世子と認めても清国が認めない。それが大きな不安の種になっていたが、王が味方である限り安泰だとセジュはいう。

 王の命を受け、ソ・ヨンギはトンイを探す。女達を売り飛ばす一味に売られていないか探したりもするが、未だ姿は見つからない。
 チャ・チャンスも探すが、どうしても見つからない。

 あちこちで兵が探している。それは王が命を下したからこそできることだ。

 しかし100日と21日がすぎても、トンイの姿はどうしてもない。
 王は生きて帰ったトンイから理由が聞き決定を決めたいと思っている。
 ソ・ヨンギも任を解かれたがそれも全て密かにトンイを探すためのことだ。急がないとみなが怪しむ、ヨンギにはそれも不安の種になっていた。

 待ちくたびれたと空を見上げる王はと同じようにトンイも見上げていた。
 トンイは義州(ウイジュ)で助けられ、手当を受けていた。2月も意識が戻らず助けてくれたピョンという旦那様も心配していたというが、トンイが都にあてた手紙を、実は届けていない。
 ピョンは手紙を出さず、だと思っていたが、綺麗で上品だから助けてみたが、頭が切れ、商売に利用できることから、トンイを手放す気がない。
 それがバレたら、トンイが出て行くと、それを隠そうとしていた。

 それを知らないトンイはなんとしても1日も早く都へ帰ろうとしていた。

 そこへ流罪で来る役人が客と来るという。こういう家に預けられるのは身分の高い者だが、あちこちウポジョンにいた者だと聞くが、あちこち回されているから、大した奴ではないだろうという。

 そしてピョンは養うのだから仕事を手伝えとやってきた両班(やんばん)シム・ウンテクというシム家の25代目の男に街に出て、豆を売れという。しょうがなしにウンテクは豆を売るが、売れない。
 どうしても豆を売らなければならない男は豆一升で運勢を占い、代金を払っていた。

 それを見たトンイは説明していた占いの本で説明をしていたが、実は歴史書だ。 
 トンイも自分をと間違えているらしいが、これでも朝廷の女官だったと打ち明ける。
 

 しかし街では、王が今の王妃に騙され前王妃を追いだしたという(「さしなむじょんむ」という)書物まで出回りだし、宮廷の女官まで読んでいた。
 トンイがいた部署では書の没収が宮廷中で行われていた。
 
 前王妃の元にも書の話は届くが、そんなものでどうにかなりはしないという。
 しかし王もその書を知っており、心を痛めているという。
 スクチョン王妃も民の心の動揺に王が揺れることを心配し、一刻も早く世子の清国で認められることを願っていた。そうすれば地位が安泰になり、こんな些細なことでびくびくしなくても済むと思っていた。

 シム・ウンソクは豆が売れず、部屋で寝かされず納谷で眠らされていた。そこはトンイがいる場所でもあり、風邪を引いたウンソクの面倒を見る羽目になった。

 しかしあの歴史書を読むのは宮廷の女性でも嫌がるのに本当に読めるのなら、宮廷の女官というのは本当か?という。
 同じ家に住む男に身分を知られるわけにはいかない。トンイは自分の身分を隠すことにした。

 ピョンに帳簿の整理を頼まれ、チョンスとチョンサガンに頼んだ手紙を見つけてしまう。そして手紙が送られていなかったことを知ってしまう。ピョンはここへ置き続けるため手紙を送る気などない。トンイに金と手間をかけているだけに絶対手放しはしないだろうと聞き、悲しむ。

 チョンサガンの元には石手紙を行商人に頼む。文字通り石に書いた手紙だ。都に連絡をしてほしいと頼んだ娘がいたという。

 そして行商人の石手紙の置き場から 義州 トンイと書かれた手紙をチョンスは見つける。
 ソ・ヨンギとチョンスは義州に急いだ。

 このままでは都に帰ることができないとトンイは逃げ出す決心をする。
 しかし逃げ出したトンイは、運悪く都からやって来ていたチャン・シジュがピョンの元を訪ねて来る、それと出くわしてしまう―――。

エンジェル・ハート 新たな運命との出逢い篇 第34話 二人の決意

2013-07-13 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 早川を白蘭(ぱいらん)は本物の父のように感じ始めていた。この気持ちを彼女はもう止めることはできない…。
 私は人間のまま死にたい。それが彼女の望みだった。

 信宏(しんほん)は白蘭の話を聞くとそんなことがあるなんて…と驚くが、遼が組織と早川への気持ちの板挟みになっているんじゃないかという。だから白虎の指輪をお前に預けて言ったんじゃないかという。
 そこへシャンインは白蘭の話を聞いてきたという。白蘭にとって早川はなんの恨みのない人よ。
 信宏はそれでも組織の命令を裏切るなんて…という。
 シャンインは白蘭の気持ちがよく判るという、だからそんな彼女を止めることができなかった。
 信宏には言わないでほしいと言われたと言割れたが、シャンインは信宏の真剣さに隠しておくことができなかった。

 信宏は無理矢理近づく。白虎の指輪を見せ、あのさ…と言いかけるが、放っておいて、私が死神から人間に戻れるチャンスなんだという。
 ターゲットに近づき信用させ、最後の始末する時には相手は私を絶望の顔で見る。あの顔が忘れられない。そんなことはもういやだという白蘭に信宏は言う。
 それは違う。任務だったんだ。そして、白蘭のそんな気持ちを助けたいという。白蘭は私に手を貸せばあなたも処分の対象になる。まきこめない。
 信宏は、いやだ、俺は何としても君を守る。俺は君を守る、そして早川も。
 白蘭はその迫力に押され、1週間後に仕事だと教える。その間に方法を考えると去っていく信宏だったが、実は結構は明日だった。


 早川は3日休暇をとり別荘に出かける。

 今日が決行日?!
 早川は以前青龍(ちんろう)の幹部を狙ったのは今日だ、だから決行日は今日だと遼はいう。何故そうだと言いきれるのかという信宏とシャンインに今日はその幹部の命日だ。だから今日がふさわしい。1週間後では意味がない。

 早川は今日から3日間箱根の別荘に行くと言い、地図を見せると、信宏はそれを奪い取り、飛び出していく。遼はその熱血漢に天を仰ぐしかない。
 白蘭は早川を心配するがえりすぐりの部下でまとめている、心配することはないという。
 が、白蘭は心配だ、狙うのは朱雀、せめて方法だけでも聞かされていれば…と思う。

 部屋の中で早川に頼まれ、紅茶を入れる。このまま時が止まってくれればそう思うことがあるよ、白蘭の紅茶を飲みながら早川の言う言葉に私もですとと白蘭は答える。

 外の部下はもう全て倒されていた。その気配を感じた白蘭は外の様子を見てくるだけだと言い、銃を持って表に出る。
 早川の部下は立ったまま殺されている。

 お前の役目が終わったとどこからか声がする。白蘭はでも少し問題が…といい、銃で声の方を撃つ。
 なるほど大した問題だと声がいう。
 白蘭は相手を撃とうとするが、相手の動きが早すぎて白蘭には追いつけない。相手の笑い声だけが響く。
 信宏が箱根の別荘の地図を持って行ってしまったためあとから追いかける遼もシャンインもなかなか追いつけない。

 白蘭も朱雀の手に落ちる。
 そこへ信宏が現れ、助ける。

 信宏は、嘘をつくなんてひどいじゃないかという言葉に白蘭は、ごめんさないとだけいう。
 しかしまだ気配がする。朱雀はそんなに甘くない。
 相手は朱雀よ。しかし信宏は、俺は君を守る。俺は君に何も答えていないからさ、あの日好きだと言ってくれた君に応えてない。かけがえの仲間である君の笑顔に応えたいという。
 …ありがとう、信宏に感謝の言葉をかけるが、信宏のという言葉が同時に彼女には残酷な響きを持っていただろう。仲間、感謝、そこに愛の心はないのだから…。
 朱雀の一人を信宏が倒すが、倒された朱雀は、朱雀に失敗はない。早川は地獄の業火に焼かれているだろうという。もしやと思い屋敷に戻るが屋敷は火に燃えていた。白蘭は慌てて部屋に飛び込が早川は白蘭に銃を向けていた。

 そして、寄るな、という。
 私は早川様を助けに…
 早川は言った。

 寄るな、スパイ。

 白蘭はその言葉に凍った―――。