わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【生まれ変わったら、私の先生になってください】 ~私の師匠、キノシタフジツネ氏が立教大学に登壇~

2016年12月21日 | 泰阜村のひとびと
「生まれ変わったら、私の先生になってください」

「木下さんは素敵な教師です」

学生たちのリアクションペーパーにはそんなことがたくさん書かれていた。








「わしゃ、生まれ変わったら教師になりたい」という魂の言葉を発した木下藤恒さん。

泰阜村最奥の集落に住む彼が、痛いという足を引きずりながらなんと6時間もかけて東京に出てきた。

立教大学「自然と人間の共生」の授業でゲストスピークである。

決してお話が上手いわけではない。むしろたどたどしいくらいだ。

でも、一緒に東京に向かう時、「わし、今日、楽しみだなあ」とやる気マンマンだ。








授業は本当に素敵な内容だった。

国策に翻弄され続けてきた小さな地域。

その地域にに暮らすひとびとが、絞り出す魂の慟哭。

信州でも1、2を争うへき地で、どんな逆境でも生き抜いてきた生き様が、300人の学生の心を揺さぶったのかな。








木下さんは、私の師匠ともいうべき人だ。

齢80を数えようとする彼が、「教師になる」という生まれ変わりの夢をちょっぴり叶えた。

それが、心底うれしい。


代表 辻だいち


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