わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【越(高志)の白山】 ~生まれてから今までの縁が、白山の麓に呼び寄せている~

2016年12月14日 | 私のルーツ・私の物語
石川県白山市にいる。

この市は海から(海抜0m)から白山頂上(標高2072m)まで、手取川の流域全が含まれる。

多様性の縮図ともいえる自治体。

今回は、その中腹ともいうのか旧尾口村へ。

200人程度の集落に、金沢工業大学の高専が、2年間の全寮制で学ぶキャンパスを創る。

戸惑う受け入れ地域へのアドバイスが仕事だ。


▼小さな小さな集落



▼キャンパスの整備が進む




実はこの白山市や周辺とは多くの縁がある。

白山市最も奥地にある旧白峰村。

霊峰白山の登山口である。

私の故郷:福井から、白山は良く見えた。

「越(こし)の白山(しらやま)」といわれ、福井市の学校の校歌の歌詞にはほとんど登場
するのではないか。

「白山遠く 霞む日に わが学び舎の・・・」

これは私が通った松本小学校の校歌冒頭。

「白山高く 朝日に映えて 生気天地に 溢る・・・」

これは私が通った進明中学校の校歌冒頭

「~日は若き 越(高志)の白山 まかがやく 時の流れ~」

これは私が通った高志高校の校歌の歌詞。

という感じで、白山はこどもの頃からもう、切っても切れない心の山である。



そして、この旧白峰村にある唯一の中学校だった、旧白峰中学校(現在:白嶺小中学校)と縁がまた深い。

なんと、私が通っていた進明中学校と白峰中学校は、昭和57年(1982年)から20年来、交流学習が続いていた。

私のクラスにも、白峰中学校の生徒が来て、文通もしていた。

まあ、姉妹校のようなものである。

白峰中学校は、2008年に統廃合で廃校。

わが進明中学校は、当時の生徒数の3分の1の規模になってしまった。


▼統合されて生まれた白嶺小中学校




そして実は、白峰小中学校では、山村留学も実施されていた。

18年ほど前には、泰阜村で運営者となった私と、白峰村の担当者との間で、交流もあったものだ。

白峰小中学校の山村留学もまた、時代の流れにのまれて消えていった。



故郷の福井が近かったゆえに生まれた縁。

そして泰阜村と境遇が似ている地勢がゆえに生まれた縁。

いくつもの縁が、今また、私を白山の麓に呼び戻している。

この地のひとびとが、地域の命運をかけて取り組む構想に、泰阜村での30年の積み重ねが役立つかもしれない。

特色あるカリキュラムを作りたい金工大側にも関わらなければと想う。

そしてゆくゆくは、ひとねる大学と連携したい。


▼集落のひとびとの勉強会に、話をさせていただいた





代表 辻だいち


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