わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【頬をなでる風は、幼き頃の姉の手のようにやさしい】 ~若くして姉が逝った~

2017年05月06日 | 私のルーツ・私の物語
姉が逝ってしまった。


訃報の知らせを聞いたのは、4月24日だった。

講演の直前で、動揺しながらの講演になってしまう。

聴衆の皆さんには言い訳はしなかったが、申し訳ない。






異国の地で亡くなったため、手続きなどに時間がかかった。

病気がちではあったけれどもあまりにも早く、心が整理できぬままに訃報から10日間が過ぎた。

骨になって日本に戻ってきた5月5日、ようやく葬儀。

初七日と2七日の法事も同時に。

親族のみの法事は、若狭小浜市にある亡き親父の実家で執り行われた。

五月晴れの爽やかな風が、実家を吹き抜ける。













最後の会話は2月の国際電話だったか。

10歳離れた姉とはもともとあまり会話はなかった。

私が幼すぎるからである。

それでももっと話しておけばよかったと悔やむ。

頬をなでる風は、幼かった頃なででもらった姉の手のようにやさしかった。









葬儀後の夜。

兄とおふくろと3人で、献杯して姉の思い出話をした。

31年前の写真(左の私が15歳、右の兄20歳、姉25歳)を見た。

そういえばきょうだい3人で撮った写真が極端に少ないことに気がついた。



昨日はあれだけ晴れていたのに、今日は雨が降ってきた。

重い身体と心を引きずって、北陸から信州への帰路につく。



姉の生前にお世話になった方々に、心よりの御礼を申し上げます。



辻だいち


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