わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

しっぽり、どっぷり

2013年03月04日 | 全国のなかまたち
山陰鳥取に行ってきました。

旧鹿野町で、町並み保存や空き家活用などのまちづくりに取り組む「NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会」が主催する「まちづくり合宿」。

昨年に引き続き、しつこく参加です。

全国各地で、多分野にまちづくり・地域づくりにかかわる人々が事例発表で集いました。

▼全国各地の人、地域の迸る想いがさく裂する。




私たちNPOグリーンウッドは決して地域づくりを行う団体ではありません。

人づくりの団体です。

でも、拙著「奇跡のむらの物語」をお読みいただいた方はご理解いただけると思いますが、人づくりをすればするほど、地域づくりをも担う人が輩出されるというこなのです。


今回の事例発表の一部は、空中戦のような雲をつかむ事例もありました。

それを否定しようとは思いませんが、ネットを活用しすぎた空中戦は、なかなか小さな地域にはあてはまらいのも事実です。

小さな地域のまちづくりには、正解も近道もありません。

地道で丁寧な足取りこそが、確かな土台を作っていくのです。

そこには実は「遠回りの近道」があります。

そして振り返って歩いてきた道こそが、正解なのです。

まあしかし、とにもかくにも全国の多くの事例を聞き、多くの同志の内発的な情熱に触れ、また私も一歩を踏み出す勇気がわいてきました。

まさに、吹けば飛ぶような小さな取り組み同志、小さな人びとが支え合うからこそ、強くなっていくのです。

その実感を、私も手にしました。

全国の小さな取り組みから、元気をもらって、また泰阜村でがんばれそうです。


今回のしかけ人もまた、「NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会」の小林清さん。

見るからに柔和な顔つきのおじさんですが(笑)、その心の芯は強烈なものがあります。

その強烈さが、鹿野のまちの求心力を高めていきます。

このまちづくり合宿は、来年度も鳥取鹿野町で開催されます。

私も駆けつけ、小さな地域同士が「支え合い」の論理で自律していくプロセスに、どっぷりとかかわらせていただきたいと想います。


合宿後、小林さんと鳥取大学の先生と、鳥取駅前の居酒屋でしっぽりと飲みました。

ネットを使った空中戦の効果をかみしめつつ、同じくらいにこうやって顔を突き合わせて、息づかいを感じて、伝える相手の背景をこの五感で感じるからこそのアナログ効果を改めて実感です。


昨年のこの時期、雪だった鳥取は今年は快晴。

定番の鳥取砂丘に行ってきました。

▼大地のパワーを感じる




いや~感動。

晴れてるけど、砂丘のてっぺんまで登ると日本海からの猛烈な風が吹き付け、とてもじっとはしていられない。

でも、風が砂を動かし、次々と砂丘の顔を変えていく圧倒的な自然の力に、寒さを忘れてただただ佇んでしまいました。

定番とはいえ、侮れません。

すごい。

それにつけても山陰は食べ物もお酒もうまい! また来たいと思います~

▼鳥取の酒、オンパレード



▼鹿野名物「花笠弁当」



代表 辻だいち