大騒動
2021-11-13 | 日記
昨日の仕事帰り、用水路に珍しい渡り鳥が複数下りているのを見つけた。もう薄暗くて写真を撮ることは出来なかったが、野鳥関係の知り合いに報せた。今朝早く行って見ると、すでに車が止まって写真を撮っている。自分も明るくなるのを待って写真を撮ったのだが、撮っている間にも、どこからか情報を聞きつけて来たバーダーの車が到着して車の窓を開け写真を撮り始めた。
これ以上来ると車を停める所が無いと思った所で鳥たちが飛び上がり、堤防を飛び越えて反対側の浜に移動してくれた。皆は車から降りて堤防の上から写真を撮り続けたが、その後も車は増え続け、いつも人気のない堤防の上が時として大騒ぎとなってしまった。珍しい渡り鳥が来てくれたのは良いが、2・3日はごく身近な知り合いだけでゆっくりと写真を撮れると思っていたが、大違い。
幸いに、鳥たちは次の日まで滞在し、駆けつけた鳥好き達の多くが目撃することができたので、まあ、それはそれで良かったと胸を撫で下ろした。これまで1羽見つけただけでも話題になる鳥だが、数羽の飛来となるとたちまち大騒ぎとなる。2日後にはどこかに飛び去って、水路は再び何もない静かな場所に戻っていた。そのような珍しい鳥に出会えるかどうかは全くの運でしかなく、たまたま仕事帰りに回り道をした怪我の功名だった。
堤防の上で珍鳥の写真を撮っている最中、頭の上を5羽のオオハクチョウが悠々と東へと飛んで行った。この辺りで5羽の白鳥を見る機会はかなり少ない。運には運が重なるもので、騒動には騒動が重なるもの。このような嬉しい出会いならば、もう一つ二つくらいは騒動に出会いたいような気になって来る。