やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

ウード x ザルブ ライブセッション

2015-02-08 | music
ロバハウスで日本のウード奏者の第一人者=常味裕司さんと、
昨年からロバハウスでフレームドラムのワークショップも継
続してはる蔡怜雄さんによるデュオコンサートがある。



常味さんによればウードというのはアラビアの弦楽器で、
木片、枝、棒の意味だとか。ヨーロッパに伝わりリュート
となり、シルクロードを伝わって日本では琵琶となった。

いっぽう蔡怜雄さんはイランのザルブという打楽器を叩く。
指先を微妙に動かしながら繊細なタッチ。いっきにアラビ
ア音楽世界になる。



10拍子っていうのもあちらの雰囲気を醸し出す。4拍子っ
ていう一瞬馴染みのあるリズムも5回がセットになって20
拍子(4拍子×5というわけ)となって、アラビアリズム。



7世紀 チュニジアの曲に始まり、現代の曲に至るまで。常
味さん作曲も2曲ある。地域もイラク、トルコ、エジプト、
チュニジアなどと広範囲。

なんでも常味さんのチュニジア人の先生が自国の曲にこだ
わらず、わりと広い国々の曲を演奏する方だそうで、弟子
はとうぜん、こういった広い地域の曲を演奏となるとか。

ドとレの間には西洋音楽では半音しかなのに対して、アラ
ビア音楽では9段階もあるそうだ。微妙な違いは体調にも
左右されるそうで、人間の生理に近い音かもと言ってはる。


最後はワークショップ参加者も一緒に。。

ISISによる湯川遥菜さんと後藤健二さん2人の殺害が行われ、
アラビアが遠くなった気がしていた。実際に訪問することは
難しくなったけど、音楽など文化を通じた交流や体験
はいくらでも可能だし必要やなぁと思う。

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