料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

下品

2021年06月21日 | グルメ
【前の答】ナス
Q1,ボクの日はいつでしょう?(難)
     →4月17日。
      よ(4)い(1)な(7)ス、という語呂合わせと、
      ナス好きだった徳川家康の命日にあわせて制定されています。

Q2,ボクの漬物。色をよくするために入れるものは何?
     →鉄釘。ポリフェノールのナスニンは、
      鉄などの金属と結合すると安定するので、色が安定するんです。

Q3,ボクは身体を温める?身体を冷やす?
     →身体を冷やします。
      だから、「秋なすは嫁に食わすな」ということわざが生まれたといわれています。

Q4,ボクを和食で使う時、何をまぶしてから調理すればよい?
    a,塩  b,砂糖  c,水  d,油
     →a,使う前にナスに塩をまぶしてしばらく置きます。
      すると水分が出てくるので、それをキッチンペーパーでふき取ってから使うと、あ~ら不思議。
      色も変わらず味もまろやかになるんです。お試しあれ。

Q5,ボクの色を際立たせるのにいい方法は?
     →ナスを半分に切り、皮が上になるようにお皿に並べてラップをし、
      2分ほど加熱します。
      すぐにラップを外して調理すれば、
      ナスの美しい紫色は損なわれずにすみますよ~。

【脳トレの答】豚肉巻

【なぞなぞの答】
「黒=3」って何?

  →クロワッサン

【今日の話】
2011年にボクの素晴らしさを知ってもらおうと、
イギリスの栽培農家によって6月14日に制定されました。
しかし、江戸時代の日本では、
薬学者貝原益軒が「これ下品(げぼん)なり。味よからず、かつ小毒あり。」と書いていますし、
同時代の水戸の黄門様で有名な徳川光圀も
「穢れ(けがれ)多き食べ物なので、食べた後神社仏閣を参拝してはいけない。
 毒が多く能もないので、作っても食べてはいけない。」
とまでボクのことをこき下ろしているんだ。
ひどい誤解だよね。
(ボクの両端を切った後、端と本体をこすり合わせるのは苦味を取るためなんだけど、
江戸時代の末期に改良されるまでは、苦味がもっと強かったんだろうね。)
何に使われたかというと、野菜の中でも水分が96%と多いボクが、
水神様、あるいは水神様の零落した姿と言われるカッパに供えられるのも、
とうぜんと言えばとうぜんかも。
河に現れる子どもの姿をした妖怪が河童ですよね。
つまり、両方とも「水」と強く結びついているんですね。
また、お盆の精霊馬にも使われたな。
今でも作っている家があるんじゃないかい?
江戸も終わりに近くなって、
やっと『和漢三才図会』などに
「毒はなし、熱を冷まし、喉の渇きを止め、利尿作用あり」と効能が認められ出したんだ。
そして21世紀になって、
ボクに脂質分解酵素ホスホリパーゼが含まれていたことを発見したのが、
福島大学の杉森大助准教授(当時)。
この発見によって、生産量の10%強を規格外として廃棄してきたものを、
捨てずに有効活用できるといいます。
(思い出)
鎌倉と清水で食べた一本漬けが、味の記憶に残っています。

Q1,ボクを使ったウイスキーがある。〇or✖?

Q2,カッパ巻き、できたのはいつ?
    a,江戸時代  b,大正時代  c,戦前  d,戦後

Q3,江戸時代の武士は、ボクをある方法では食べなかったんだ。どれだろう?
    a,輪切り  b,千切り  c,塩漬け  d,ぬか漬け


【今日のひと言】今集中すべき対象を絞ろう

【今日の脳トレ】


【今週のなぞなぞ】
もも、ブドウ、柿、みかん、キウイ、レモン、グレープフルーツ、いちご、栗で競争をしました。
最下位だったのは、何?
コメント (2)
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