料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

胡蘿蔔(こらふ)の胡からわかること?

2021年03月04日 | グルメ
古来の並びはbです。

【前の答】蛤
Q1,蛤を使った遊びに貝覆(かいおおい)があります。
  今の何と同じような遊びでしょうか?
   a,神経衰弱
     →一対の貝殻はそれ以外の貝と絶~っ対に合わないことから

Q2,貝覆では、いくつの蛤を使ったでしょう?
   d,360個
     →通常は360個ですが、簡略版は180個のこともあったそうだヨ。
      江戸時代には、この蛤を入れた桶が花嫁行列の先頭を切るほど大切にされていたんだ。
      夫婦和合の象徴だから、大切にされたんだね。

Q3,江戸時代から使われるようになった、蛤が語源となった言葉は?
   a,グレる
     →「はまぐり」の倒語として「ぐりはま」という言葉が生まれ、
       食い違って合わないことを意味するようになりました。
       これが「ぐれはま」に変化し、さらに「ぐれ」と略され、
       この「ぐれ」が動詞化したものが「ぐれる」。
       歌舞伎から、傾くが生まれたのと同じ流れですね。

【今日の話】
ボクは胡蘿蔔と呼ばれていた外来野菜なんだ。
そう、名前の「胡」は、中国の西方民族から伝わったことを示しているんだ。
中国の西方の人々をまとめて西の野蛮人「西戎(せいじゅう)」と呼んでいた。
関係ないけど、日本は東の野蛮人「東夷」の「倭」と呼ばれていたんだヨ。
その西戎の中のあごひげの長い人々を胡と呼んだんだ。
胡の国から伝わったものとして名前に残っているのがボクの他に、
胡瓜、胡桃、胡麻、胡椒などがあるのさ。

ボクの故郷はアフガニスタン。
山がちなアフガニスタンでは、山の南斜面と北斜面では日当たりや気温が違うため、
北側では黄色いボクが、南側では赤や黒紫のボクが自生していたのだそうです。
13世紀になって北側の黄色いボクがヨーロッパに伝わり、
オランダで品種改良がすすんで、カロチン○○が生まれました。
その西洋系は、直接ヨーロッパからとアメリカ経由の2ルートで、日本へたどり着きました。
一方、南側で育った品種は、東洋系として、インド、中国を経て日本に入ってきました。
現在、京○○ともよばれている関西の金時○○がそれです。先が細く、深い紅色をしていますね。

Q1,ボクは何科の植物でしょう?
    a,ナス科  b,アブラナ科  c,セリ科

Q2,食べているのはどこでしょう?
   a,根  b,茎  c,実

胡瓜(きゅうり)、胡桃(くるみ)、胡麻(ごま)、胡椒(こしょう)
コメント (4)
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