料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

せいだのたまじ??

2021年03月01日 | グルメ
【前の答】ひじき
Q1,ボクは鹿尾菜と書きます。何と読むでしょう?
    b,ひじき

Q2,流通しているボクの産地はどこが一番多いでしょうか?
    a,中国
     →中国産が48%、韓国産が39%を占めています。
      外国産はほぼ養殖ですが、日本産はほぼ天然物です。

Q3,御師の家では、山開きの日に富士山や神棚に供えている煮物は何でしょう?
    c,じゃがいもとひじきの煮物
     →富士吉田、河口湖の行事食として広まったようです

Q4,ボクは海藻ですが、どんな海で育つのでしょう?
    a,暖かい海
     →2~5月が旬になります

Q5,『伊勢物語』第3段に、在原業平が当時まだ珍しかったものを
   恋人に贈る場面が登場します。
   下を読んで何なのか考えましょう。
  
     「思ひあらば葎(むぐら)の宿に寝もしなん ひじきものには袖をしつつも」

【今日の話】
上野原市棡原(ゆずりはら)は、1000m級の山々に囲まれた山村。
この地域に代々伝わる料理が「せいだのたまじ」です。
「せいだ」とは地域特有のじゃがいもの呼び名で、
「たまじ」はその中でも特に小さい粒のじゃがいものことです。
小粒で、他所では捨ててしまうようなものもたくさんとれるので、
味噌と砂糖で甘辛く煮た料理のことをせいだのたまじといいます。
「せいだ」の名前の由来。
江戸時代にはたびたび全国規模で飢饉が発生し、
郡内地域(大月市・上野原市の山梨県東部)でも多くの被害がでていました。
郡内は急傾斜地が多く水田を拓くのが難しかったこと、
飢饉対策の救荒作物として種芋を九州から取り寄せ、郡内地域にじゃがいもの栽培を広めました。
それが甲府代官で谷村代官も兼務し郡内を治めていた当時の名代官中井清太夫(なかいせいだゆう)です。
このじゃがいものおかげで、郡内地域は飢饉を乗り切ったと伝えられています。
飢饉を乗り切った住民は、感謝の気持ちを込めてこのじゃがいもを
「清太芋(せいだいも)」と呼ぶようになったと言われています。
つまり、「せいだ」とは、中井清太夫の名前からつけられたじゃがいものことです。

Q1,じゃがいもの名前の由来は?

Q2,じゃがいも畑が見つかった世界文化遺産はどこでしょう?
   a,マチュピチュ  b,万里の長城  c,ベルサイユ宮殿

Q3,男爵いもの「男爵」は、新し物好きの川田龍吉男爵が
  イギリスから購入してつくらせたじゃがいもだから「男爵いも」といわれるようになったそうです。
  では、この川田男爵が日本人で初めて行った事は?
    a,日本人で初めて新婚旅行をした
   b,日本人で初めてコーヒーを飲んだ
   c,日本人で初めて車を購入した
コメント (2)
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