イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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FAをまとめてみました

2013-03-17 20:37:00 | イーグルス
 事前交渉がOKとルール改正が有った割には、いつもの年とあまり変わらないように見えるFA戦線。ここまでの動きをまとめて見ます。

 まず、FA選手で流出した選手ですが(カットも含めます)
Cullen Jenkins NYGと3年8ミリオン、サインボーナス1.9ミリオン

Dominique Rodgers-Cromartie DENと1年5ミリオン、ボーナス4.2ミリオン

King Dunlap SDと2年契約内容不明

 今の所3人以外は契約をしていないようです。

 FAから再契約した選手
Colt Anderson RFAテンダーよりも安い1年1ミリオンボーナス0.3ミリオン
 RFAオファーは全てがベースサラリーの出場給なので少し安くなってもサインボーナスが貰えた方が良いと言うことでしょう。

Jon Dorenbos 6年5.1ミリオン、ボーナス0.65ミリオン
 ミスの少ないLSですし、長期契約は素晴らしいです。

 他チームから獲得した選手
Connor Barwin 元HOU 6年36ミリオン、内容未公開(8ミリオン保障、最初の3年間で13.5ミリオン)
 去年サックが減ったのはSLBとして起用されたのと、Darwinを含めて3年連続でDE/OLBを上位指名したためのよう。EaglesではROLBとしてパスラッシュ専任で起用の模様。

Cary Williams 元BAL3年17ミリオン
 サインボーナス5ミリオンの情報とその5ミリオンはサインボーナスではなくロスターボーナスとして支払う形で来年以降ゴースト無しの情報が有ります。

James Casey 元HOU 3年12ミリオン
 サインボーナス無しで今年にロスターボーナス3.3ミリオンを支払うようです。2年目の3月年度更新直後に4ミリオンのベースサラリーを保証する模様でその後にカットした場合はゴーストになるみたいです。

Isaac Sopoaga 元SF 3年11ミリオン、サインボーナス無し、ロスターボーナス2.75ミリオンが今年ヒットします。

Patrick Chung 元NE 3年10ミリオン、サインボーナス無し、ロスターボーナス2.3ミリオンが今年ヒットします。

Bradley Fletcher 元STL 2年5.25ミリオン、サインボーナス無しでロスターボーナス1.6ミリオンが今年ヒットします。

Jason Phillips 元CAR 2年内容不明
 LBとしてよりもST要員としての獲得の可能性が高いです。

Arrelious Benn 元TB Benn+7巡で6巡+成績などで変化する来年の下位指名権のトレードで加入。ルーキー時の4年契約最終年でベース0.63ミリオン。

 Joe Bannerが得意だったサインボーナス低め、代わりにロスターボーナスを身体検査合格後すぐに払う形の契約を多用しています。怪我や戦術面で合わなければすぐにカット出来る契約ですし、Howie Rosemanの手腕恐るべしです。

TBとトレード

2013-03-16 07:11:00 | イーグルス
 TBとトレードが成立しました。2010年の2巡指名Arrelious Benn+今年のTB7巡指名を今年の6巡指名+来年の指名権(Bennが今年活躍したらorロスターカットに残ったら、程度だと思います)でのトレードです。
 Bennは2巡指名の期待を背負い、1年目から15試合出場9試合に先発しますが25レシーブ395ヤード2TD、2年目の2011年14試合にスターターとして出場していますが30レシーブ441ヤード3TD、スターターとして出たの?と言う数字に終わっています。去年はFAでのWR補強も有ってスターターから外され、8試合出場1試合先発で4レシーブ26ヤードに終わりました。その後MCLの手術を受けてIR入りしています。
 24歳で6-2 220ポンド、コンバインでは40ヤード4.57、プロデイで4.42で走っています。
 4年目の選手で今年終了後UFAになります、元2巡の素材を加味してもわざわざトレードするような選手ではないように思えます(Jeremy MaclinやRiley Cooperも今年が終わるとUFAです)40ヤードの数字の割に、走り出しの加速が悪く、カットも鋭さが無いです。エンドゾーンでの競り合いでTDを取ったり、一回トップスピードに乗れば速さとサイズを併せ持つ選手になります。デコイとしてディープに走り続ける仕事をさせるのが一番良い使い方になるような気がします・・・

 3-4へのシステム変更も有り、ディフェンスは大幅に入れ替えようとしていますが、オフェンスはそれほど手を入れていません。元々スキルポジションはタレント豊富、OLは若返りが必要なものの怪我人が完治するならば大きな手入れは不要。QBはFA市場に良いのが居ないから動きようが無い。この条件ではChip Kellyが好きそうなFB/TEのJames Caseyを入れる程度の事しか出来ないのかもしれません(OLもFAで補充はすると思います)
 
 Bennをディープで使うならMaclin、サイズを活かす使い方ならCooper、現有戦力でも同じ事が出来る選手は居ると思いますが、わざわざ取ったのですから何か考えがあるのでしょう。



 メディカルチェック待ちと言われていたKenny Phillipsが検査をパスして正式に契約するようです。膝など複数の怪我を持つようですし、しっかり検査をしてからの契約は正しい判断です。

Barwin加入

2013-03-15 07:13:00 | イーグルス
 HOUのパスラッシャーConnor Barwinと6年契約で合意しました。
 2009年2巡指名でHOUに入団し、1年目はパスラッシュ専用で起用され4.5サック、2年目は開幕戦で足首を痛めてIR入り、3年目の2011年スターターに昇格すると11.5サックの大活躍をします。しかし、去年は16試合全てにスターターで出場したものの3サックに終わりました。2011年と12年を比べてもタックル数は変わりませんし、プレイタイムに大きな変化は無いものと思われます。それでサックだけ減ったのがなぜなのか?気になる所です。
 26歳で6-4 268ポンド元TEからカレッジでDEにコンバートされています。プロデイでの数字ですが40ヤード4.47を出して注目された(コンバインでは4.71)のを記憶しています。
 去年の不振の理由がJ.J Wattを活かすようにシステムの調整が入ったとかBarwin以外の理由なら問題ないのですけれど、ノーマークだった2011年活躍したけれど、分析されたらQBまで届かなくなった、というのでは困ります。そうならば6年契約(内容不明なので判断出来ません)と言う形にはならないとは思いますが、少し危険な契約になるかもしれません。
 同時に、Brandon GrahamとTrent Coleがスターターで確定と考えていたOLB陣にスターター待遇(だと思われる)Barwinを入れたのはColeの衰えを懸念したのでしょう。去年契約延長したばかりのColeを今カットすると6.4ミリオンのゴーストが出て、今年5.3ミリオンのキャップヒットなので1ミリオンキャップを圧迫する事を考えてもカットは出来ないのですけれど、3-4移行とフロント陣の変化でAndy Reid体制時のベテラン排除の傾向が強いのは気がかりです。

 年俸などの契約内容は気になりますが、3-4で実績のあるパスラッシャーを獲得しました。若干心配な部分も有りますが、若手の有望な選手を手に入れたのは素晴らしい事です。



 追記

6年36ミリオン、保障は8ミリオンと言う情報が出ました。サインボーナスなど含めて8ミリオンならば2-3年使えばいつでもカット出来る契約なのでしょう。

DB総入れ替え

2013-03-15 06:25:00 | イーグルス
 CB陣が売れ始めて、スターター確定のタレントが居なくなるかと思ったタイミングでBALのCary Williamsと3年17ミリオンで合意したようです。同時にNYGのKenny Phillipsとも1年契約で合意しています。

 Phillipsですが、膝の怪我で2012年は7試合出場に留まっています。シーズン序盤と中盤に2度戦列を離れ、最終戦で復帰しています。最終戦出てきたのですから致命的な怪我ではないのでしょうけれど、1年契約と言うのが怪我の心配が有る裏づけでしょうね。Nate AllenとKurt Colemanも今年で契約終了、Colt AndersonもRFAの単年契約ですし、来年の今頃もう一回S陣は再編成する事になりそうです。
 2008年の1巡指名でNYG入団、うちとの試合であまり活躍した記憶は無いのですけれど、怪我が無ければスターターで起用されてきました。入団当初はFSで起用されていましたが、最近はSSでのプレイが多い印象です。
 26歳で6-2 217ポンド、ランサポートもパスカバーも出来る選手です。膝の怪我は2009年もシーズンエンドになって居ますし、慢性化している可能性は懸念材料となります。
 Patrick ChungもNE入団当初はFSだった気がしますし、役割分担がどうなるのかは難しいです。判断力と言う点でChungをSSにするのが良いように思えますが、TEを誰がカバーするのかを考えるとPhillipsをTEに付けてChungを後ろに残す可能性も有るでしょう。
 

 Cary Williamsは2008年の7巡指名でTENに指名され、2009年にカット、BALと契約します。2011年から2年間スターターとして起用され、2年間は全試合にスターターとして出場しています。2年とも75タックル20PD程度を記録しています、記録の良さは言い換えれば狙われる方のCBだったと言う事です。
 28歳で6-1 190ポンド、ディビジョンⅡ出身の7巡指名でカットされた経験が有り、スターター経験は2年しかない。エリートとは言えない経歴です。それでも、3-4のスターターCB経験は持っていますし、スターターの一翼はWilliamsで埋まったと考えて良いでしょう。
 本音を言うと、良い選手と言う印象は有りません。3-4のCBらしい後ろには抜かせないけれどそれなりに取られてしまう選手だと見ています。それでも勤まるのが3-4CBならばそれで十分なのかもしれないです。


 ひとまずはDBの補強終了となるだけのタレントを確保しました。ただし、Bradley Fletcher.Chung.Phillipsは怪我持ちでWilliamsはやや実績不足。大金を使わない補強としては悪くないのですけれど、確実に去年よりも良いDBユニットになるかは判断が難しいです。ドラフト1-3巡でCBを指名してFletcher,Brandon BoykinらとWilliamsの反対側を争う事になるのでしょう。

フロント主導の人事

2013-03-14 07:25:00 | イーグルス
 NEから来たPatrick Chungの契約は3年10ミリオン、怪我でスターターから降ろされては居ますが案外安く契約出来た印象です。ただ、AFC決勝のBAL戦では1スナップにしか出ていなかったようですし、NEからは計算外となっていました。


 James CaseyはFBよりTEでの起用となるようです、Oregon大の試合を見てもFBを入れるセットよりも、HBとして2人目のTEをモーションさせるプレイが多いですからそういう使い方になるのでしょう。
 ランブロックとパスレシーブ両方が出来るCaseyもランかパスかを読まれずに起用できる選手です。この事も獲得の理由なのでしょう。横へのストレッチで人数のミスマッチを作る時に役立つはずです。


 入団記者会見でIssac SopoagaとCaseyと共にChip KellyとHowie Rosemanが久しぶりに質問に答えました。
 FA戦略に関してはカレッジに居た事でNFLの選手を良く知らない不利はあるかもしれないけれど、RosemanとTom Gambleが良い選手を見つけてきてくれる。そして、そういう選手のフィルムを見たりして獲得するかを話し合ってきた。だから、大きな問題ではない、2人は素晴らしい能力を持っている。フロントの人事部にある程度任せている、と言うのが実情のようです。
 以前から繰り返しているのですが、チーム全員で常に成長していきたい、そういう努力を惜しまない人間だけでチームを構成したい、その事がチームを強くする。1年365日、1週間7日、1日24時間、常に努力しなければチームに居る事は難しい。とまで言っていますから怪我などでトレーニングが満足に出来ないようなベテランには厳しい環境かもしれません。
 Caseyに関してはBrent Celekと併用出来る、Caseyならスロットレシーバーとしても使える。最大限の賛辞をしています。実際NEのTEコンビのように使いたいと考えているようです。まあ、1000ヤードコンビのNEとは役者が違いますが、狙いとしてはミスマッチを作りつつランパス両面で起用する選手を使った駆け引きで勝負したいKellyはNEスタイルのオフェンスをするのでしょう。
 

 現在Philadelphiaを訪れているのはSFの3-4DE Ricky Jean-Francoisだけのようです。Justin Smithの居ない時に代わりに出場してランディフェンスで活躍したと言われています。
 SopoagaとFrancoisが入ってきた場合、Mike PattersonとCullen Jenkinsを入れ替える必要が有ったのか?少し問題になる気がします。3-4経験と言う点、健康状態を重視したのでしょうけれど、Sopoagaの3年12ミリオンならば給料はカットした2人とほぼ同等です。GambleのSF人脈なのでしょうけれどこれは良い動きなのか評価には少し時間が掛かりそうです。