イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

全部取り替えたい

2012-10-16 00:10:00 | イーグルス
 バイウイーク前のDET戦、残り5分で10点リードを追いつかれオーバータイムに突入、最後はFGを決められて23-26で負けました。

 敗因はJuan Castilioの硬直した考え方です。Calvin Johnson相手にNnamdi AsomughaとSをダブルチームに付け、Asomughaがどこまでも追いかけていくマンツーマンで第3Qまで押さえ込みました。途中Nate Allenの故障退場でColt Andersonを使った(なぜカバーで優れるであろうDavid Simsじゃなかったのかがちょっと分かりません)所からSのサポートがなくなると同時にWR同士のルートをクロスさせる事でマンカバーを外しに来て、それに対する対処が出来ないまま押し切られました。
 途中までマンカバーで上手く行っていたのですけれど、同点に追いつかれたあたりから露骨にクロスルートで引き剥がされているのに何も出来ないのは大問題です。マンカバーでWRを消すのが前提のAsomugha,DRC体制なのは分かりますけれど、試合中の対処の悪さがこの試合でも出ました。
 それと同時に、システムの熟成方向の間違いも感じます。
 DeMeco Ryans加入で真ん中へのランディフェンス強化を計算したのにプレシーズンで上手く行かずにレギュラーシーズン開始と同時にややDLを狭くセットする修正をして開幕から上手く行きました。そして、サックを奪うよりもプレッシャーを掛けつつスクリーンやリバースを防ぐ押し込み型ワイドナインで成功します。
 ところが、サックがまったく出ない事からDBの負担が増して、一発を貰うようになってからの修正が出来ていません。開幕からディフェンス強化が上手く行き過ぎたために、シーズン序盤、若干の改良をした中盤、そして完成系と熟成と同時に対応と進化を続ける必要が有るのに、開幕時のシステムに満足してしまった印象を受けます。Castilioシステムを丸裸にされているのにそこに拘っていると思うのです。
 Castilioの欠点はランもパスもスクリーンもディープへの一発も全部守ろうとし過ぎるところだと考えています。このシチュエーションはここを重点的に守る。と言う事が出来ず、常に平均的に守ろうとする。ギャンブラーとしての資質に疑問を持ちます。


 オフェンスでは3rd1からショベルを出したり、工夫は見られますが、基本的なところが逆だと思います。余裕のある場面でトリックプレイを出して、うちにはこう言うプレイも有るんだよ。と見せておいて、いざと言う時には最も確率の高いプレイを出す。これが王道だと思うのですけれど、いざと言う時にトリックプレイを出してギャンブルする。上手く行けばいいですが、失敗した時のダメージの方が大きいのが現状です。
 致命的な敗因として、オーバータイム後のサックサック投げ捨て、その投げ捨てもDET側全員でインテンショナルセーフティーをアピールするような酷いパスでした。フィールドポジション的に3点くれてやっても良い状況と3点で試合が終わる状況の区別すらつかないコーチとQBにチームを任せるのは見てられません。
 このプレイだけは絶対に決める、そういう奥の手を用意するコーチの対応とQBを含めた選手の意識。そういうものがまったく感じられない、常に平常運転のままキープレイで失敗するのを繰り返す。Andy Reidが変にテンションを掛けるのを嫌うのは分かっていますけれど、ワンプレイで勝敗が決まる時に集中出来ないようでは勝ちを拾うことは出来ません。

 3勝3敗でバイウイーク、基本的に後半強いチームでは有りますが、残りを7勝3敗で10勝するのは厳しくなりました。一つの時代が終わる時を見る事になるのかもしれませんね。

ターンオーバーをしなければ問題ないはず

2012-10-14 23:32:00 | イーグルス
 バイウイーク前のDET戦、勝って4勝2敗か負けて3勝3敗で迎えるのかは大きな違いがあります。
 ハンデは3.5点有利、ホームを考えるとほぼ戦力互角です。イメージよりもちょっと厳しく付けられた印象ですが、うちのこれまでの戦い方を見ればやってみるまで分からないチームに大きなハンデは付けにくいでしょうね。

 怪我人は無し、これまで欠場していたAkeem JordanやColt AndersonにRiley Cooper辺りが出場可能の状態です。先週King Dunlapがアクティブで試合に出ていたのですがキックオフ時限定でしたし、今週もDemetress Bellがスターターのようです。
 DET側はDT Corey Williamsが欠場、Cliff AvrilとLouis Delmasがクエスチョナブルで出てくると予想されています。

 オフェンス側から見ると、Ndamukong SuhをEvan Mathisが止められるのか、KVBをBellが抑えられるのか。左側が不安なマッチアップになります。ただ、ワイドナインの欠点の真ん中不在を逆から考えると、Dallas Reynoldsがダブルチームに行くのかブリッツ警戒するのかの判断の裏表が鍵を握る予感がします。
 逆に右側は押せるでしょうし、押してもらわないと困ります。好調のStanrey Haviliを使っての右側へのランプレイを軸に攻めて欲しい所です。

 ディフェンス側から見るとマッチアップに不安が残る箇所はあまり無いです。Calvin Johnsonをどう止めるのか、Nnamdi AsomughaとDRCどっちが付いてもある程度やられるでしょう。無理してでもここを止めにいくのか、ここはある程度我慢して2番手3番手はしっかり押さえに行くのか、全体としての方針と重要な場面での選択、裏表の使い方を間違え無い事を祈ります。

 あまり負ける姿が見えてこないですが、逆から見れば負けた場合のダメージが大きい試合です。こう言う試合をターンオーバーで落としてきた事を考えると、普通に1試合終える事が出来るかどうか、基礎の問題です。

VickがRBだったらカットされてる

2012-10-13 08:22:00 | イーグルス
 DeSean JacksonをPRに戻す準備をしているようです。Damaris Johnsonが7ヤードでもフェアキャッチしてしまう事とリターンで鋭さが無い事。これまでDeSeanのリターンを見てきた訳ですし比べれば大きく見劣りします。しかし、1ヤードで抑えられるリスクとタッチバックを取って20ヤードから始めるか。この選択に結果オーライの部分も有ります。今のオフェンスで1ヤードから始めたらランでスクリメージを超えられない可能性、苦し紛れに投げてINTからリターンTDを貰う危険性、普通のQBならターンオーバーだけはしないようにしてパントでも良い。そういうプレイが出来るでしょうけれど、Michael Vickはそう言うの苦手です。
 取る取らないよりも、取った後の加速が弱いのは問題です。WRとしても縦に走りこむよりも横への動きやフックのようなルートが得意なスロット向きWRに評価が代わりつつあります。足の速さは変わらないですから、現状判断が悪くて足も速くないリターナーを育てている事になります。
 それでも、DeSeanの後ろに下がるPRや怪我のリスクを考えるとルーキーにやらせておけば良いと考えます。思いっきり蹴ってある程度リターンされるのか、飛距離よりもフェアキャッチを強いるように蹴るのか、今はフェアキャッチ出来る様に蹴るのが主流でしょう。DeSeanを使ってもそれほど出番は多くないと思います。

 Vickにボールセキュリティーの特訓をさせたのか?と質問されてAndy Reidは、当然悪い所を修正する為の練習はしている。次の試合でVickはボールにしがみつくよ(笑)と軽く答えています。が、試合になったらそんな練習の事は忘れてしまうのがVickでしょうね。2-3日練習しただけで直るなら、1試合4回もファンブルしません。

Eaglesよりピザ・・・

2012-10-11 22:15:00 | イーグルス
 最近、更新回数が減っております。観戦旅行で5試合もNFL.NBA,NHLの試合を見る事になりまして、チケットブローカーを見て回っているのと、どこで何食べようとか何を買おうとか考えている方が自演乙の事を考えるよりもずっと楽しいから・・・(例、昨年3時間待ちって言われて食べ損ねたNYで一番旨いピザをどのタイミングで食べに行くか。http://www.add7.net/ny/Brooklyn/Grimaldi.htm こんな事を考えて時間を潰してます


 Andy Reidの定例記者会見から、怪我人はゼロ。全員が水曜日の練習にフル参加しました。次がバイウイークなのが勿体無いくらいの素晴らしい状態です。
 Akeen JordanがWLBのスターターに復帰する事になりました。個人的にはJamar Chaneyの方が良いと思うのですけれどねえ。キャンプ中もChaneyの怪我でAkeemがスターター扱いだったような気がします。
 King Dunlapが復帰していますが、Demetress Bellがスターターで在り続けるようです。コーチ陣の希望としてはBellがスターターとしてプレイして欲しいのでしょうし、PIT戦ではランブロックで対面を押し込む場面が見られたので良化途上と判断しているのでしょう。普段ワイドナインの練習相手をしているBellとDunlapですし、これでアングルラッシュに弱かったらコーチ陣の能力を疑いますけど。、
 ここの所酷かったSTのカバーチーム、AkeemとColt Andersonが復帰すれば少しは改善されるでしょう。Alex Heneryのキックオフがちっともタッチバックを取れないのが問題ではないか?の質問も出ましたが、No, I'm not worriedとあっさり返しています。が、NYG戦なんか見ていると飛距離不足は問題だと思います。
 Brandon Boykinに対してCalvin Johnsonをスロットからぶつけてくる事に対して、Nnamdi Asomughaをニッケルに移動するか?と質問されて、それももちろん考えている。と答えています。先週のPIT戦では、エースレシーバーとBoykinのマッチアップを作られてかなりやられました。AsomughaでもDRCでもメガトロンのサイズと強さに対抗する為にBoykinからポジションを変更して使うべきです。それか、外はAsomughaとDRCでしっかり押さえて、BoykinとLBかSで常にダブルチームするような対策を練るべきでしょう。

 先週ST要員として契約したAdrian Motenですが、あっさりカットされました。プレイタイム表を見るとそこそこSTでプレイしていたのですけれどね。代わりに契約したのは2009年のDAL3巡指名Jason Williamsです。
 Western Illinols大出身で身長6-1 240ポンド、40ヤード4.49、垂直跳び39インチ、幅跳び10フィート9インチ、ベンチプレス26回をプロデイで記録しました。別の日には40ヤード4.44を記録したようです。これだけ見ると素晴らしいアスリートですが、ルーキーシーズンは足首の怪我で出遅れ、2年目のシーズン途中にカットされてCARに拾われますけれど今年のキャンプ途中でカットされました。プロデイでの数字にシャトルランとスリーコーンが無いのが怪しいです(笑)典型的な前には速いけれど、左右と後ろに動けないST専用LBの数字です、Keenan Clayton元気ですかね・・・

 Antonio DixonがINDと契約したようです、うちのスカウト部長がGMになって以来CLEに続く引き取り先になっているINDですが、Brian RolleがINDと契約するのはいつだろう。なんて言う地元誌の記事も有ります・・・近いうちにINDのRolleが見れるでしょう

Vickを今下げることは出来ない

2012-10-09 07:38:00 | イーグルス
 VickからFolesへ、またはVickもうダメだろ。ここまでファンブルとINTを見せられるとそう思うのは当然です。しかし、今はVickを下げる訳にはいきません。
 2番手がFolesではなくKolbなら交代できるかもしれませんが、ルーキーに変えてしまったらVickにもう一回変えるのは出来ないです。8敗して来年がんばりましょうになるまでは代えられないでしょうね。
 Folesに今変えて、ダメだった場合コーチの任命責任と言う点、Vick支持派とのチーム内対立で空中分解してしまうでしょう。McNabbとT.Oの対立の際にTrotterらがT.O支持にまわりその後粛清に手間取った経験を持つReidに大鉈を振ることは出来ないです。
出来る事ならば、2-3試合欠場程度の怪我をして、Foles登板からFoles大爆発、これじゃあVick戻ってきてもFolesで行くしかない。この形がVickからFolesへ今年のうちに変わっていく時のベストケースでしょう。Folesをレギュラーシーズンに試運転するチャンスをどう与えるか、これが難しいです。
 または、DET戦で更に酷いプレイをする、バイウイークに修正するもATL戦も酷いプレイ、もうダメだFoles起用のギャンブルもやむなし。ただ、これだと3勝4敗からFolesになってしまうのですけど・・・

 そして、今年のVickで忘れてはいけない点、第4Qのラストドライブで得点している事です。これまでなら、ラストドライブINTで終わるのが基本だったVickが、しっかりTDを取りきっています。メンタル的に爆発しないで最後まで終われる。つまらないミスが減らないのは本当に大問題なのですが、これまでのVickとはちょっと違うのです。
 この点は評価するべきです、見てられない司令塔では有りますが、下げるには惜しい。そう思わせるだけの変化を見せています。
 今年ダメならAndy Reid解任、この状態でVickと心中出来るのか。今年勝負するためのチーム作りをしたのにこんな試合をしていて良いのか。そう考えるのは当然ですけれど、今の状況から考えると、今年はVickで行く所まで行くしかない。そう思うのです。